サツキ花散歩

初夏の庭園や街路を華やかに飾るサツキの花・サツキの花の美しい花は初夏、梅雨時の花散歩の楽しみ

　ツツジ科ツツジ属サツキ（皐月Satsuki azaleas Rhododendron indicum 他）は日本が原産の双子葉、常緑、小低木です。初夏の庭園や街路を華やかな花で飾るサツキの花は初夏から梅雨時に咲く花です。サツキは主に、挿し木や種子で増えます。サツキの花はツツジ科特有の花で、がく片5、花弁筒状で合弁5裂、雌蕊1、雄蕊5です。サツキの美しく華やかな花は、世界中で愛され栽培されています。サツキをサツキ花写真、サツキ花観察地図、サツキ花情報でお楽しみ下さい。

★ツツジ科ツツジ属サツキ皐月Satsuki azaleas Rhododendron indicum　他花写真・花観察地図★

　サツキ（皐月）は日本が原産の双子葉、常緑、小低木です。初夏の庭園や街路を華やかな花で飾るサツキの花は、初夏から梅雨時に咲く花です。サツキは主に、挿し木や種子で増えます。初夏に京都祇園にある八坂神社を花散歩していると、朱塗りの楼門前にサツキの花が咲きだしていました（撮影2016.5.17）。サツキは元々は日本の山間部に自生する植物ですが、京都の寺社ではサツキの花をよく見かけます。

　サツキ（Rhododendron indicum 他）は、日本が原産のツツジ科の植物です。サツキの花期は初夏で、花色は赤色、紅色、赤紫色、白色などです。サツキは葉も美しく古くから生け垣や盆栽などに利用されています。秋に京都銀閣寺を花散歩していると、紅色のサツキの花が国宝の銀閣を背景に咲いていました（撮影2022.10.18）。

　サツキ（Satsuki azaleas）は日本の本州、九州、四国、屋久島が原産の植物ですが、北海道道南の函館では公園などに移植され栽培されています。初夏に北海道函館元町を花散歩していると、函館開港当時に建てられた函館公会堂（重要文化財）を背景にサツキの花が咲いていました（撮影2022.6.29）。

　サツキ（皐月）はツツジ属の植物ですが、ツツジ属Rhododendronは現在世界中でオオムラサキツツジ、ミツバツツジ、アザレア、シャクナゲ、サツキなど約1000種程が知られています。ツツジ属は外国では一般的に、Azalea（アゼリア）と呼ばれ広く親しまれています。ツツジ属の中で特に日本原産のサツキRhododendron indicumは花や葉、樹形が素晴らしく、世界中で庭園を飾る植物として人気があります。初夏に川越市にある喜多院境内を花散歩していると、多宝塔前のサツキの花が見頃でした（撮影2014.6.3）。喜多院ではサツキの花が見頃の頃、アジサイやガクアジサイの花が咲き始めます。

　サツキRhododendron indicumの花はツツジ科特有の花で、がく片5、花弁筒状で合弁5裂、雌蕊1、雄蕊5です。初夏に港の見える丘公園バラ園を花散歩していると、赤紫色のサツキの花が咲いていました（撮影2013.5.27）。港の見える丘公園に咲くサツキの花は、筒状の合弁で5裂した花を開き、長く伸びた雌蕊1と5本の雄蕊がよく観察できました。

《ツツジ科ツツジ属サツキ皐月Satsuki azaleas Rhododendron indicum 他の花情報》　

植物名	ツツジ科ツツジ属サツキ　漢字皐月　英語 Satsuki azaleas　中国語　皋月杜鹃
学名	Rhododendron indicum　他
科名	ツツジ科　Ericaceae
属名	ツツジ属　Rhododendron
花期	初夏花（5月～6月頃）
花色	赤色花（赤色、赤紫色、紅色、ピンク色、朱色、白色、他）
原産	日本（本州、九州、四国、屋久島）
観察	横浜、東京、鎌倉、横須賀、京都、大阪、奈良、函館、他
特徴	ツツジ科、挿し木、種子で増える、双子葉、常緑、小低木、高さ1～2m、葉披針形（1.7～3.2cm）、花期（初夏）、花色（赤色、白色他）、がく片5、花弁合弁筒状5裂、雌蕊1、雄蕊5、花期後実（蒴果）、観賞、庭園、街路、生垣、生け花、盆栽、鉢植え、他
利用	観賞、庭園、街路、生垣、生け花、盆栽、鉢植え、他
意味	サツキ＝皐月＝五月（旧暦）　中国語＝皋月杜鹃（5月のホトトギスの意味）属名Rhododendron＝from Greek Rhodon(rose)+dendron(tree)＝ギリシャ語で「薔薇の木」の意種名indicum＝from the Latin word 'from India（インドから）'＝ラテン語で「インドから」の意味

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《ツツジ科ツツジ属サツキ皐月Satsuki azaleas Rhododendron indicum 他の花写真・花観察地図》

　サツキ（皐月）の花色は、赤色、赤紫色、紅色、ピンク色、朱色、白色、他です。初夏に横浜赤レンガパークを花散歩していると、薄紅色のサツキの花が咲いていました（撮影2013.5.14）。横浜赤レンガパークに咲くサツキの花は、横浜港の青い海を飾ります。

　サツキRhododendron indicumは小低木（灌木）で、成長しても1～2m程です。サツキの高さは、生垣や植え込みなどに適しています。初夏に滋賀県大津市にある三井寺境内を花散歩していると、重要文化財の三井寺の三重塔の周りのサツキの生け垣の花が見頃でした（撮影2005.6.5）。サツキの生け垣の高さは三重塔の見学の邪魔にならず、文化財などを保護するにはちょうど良い高さです。三井寺の三重塔前のサツキの生け垣と花は、良い仕事をしています。

　サツキ（皐月）は山間部の渓流沿いの、酸性土壌（pH5.5～6.5）を好む植物です。初夏に箱根山から芦ノ湖畔の箱根園に向けて花散歩していると、山中の湿り気の多い場所に紅色のサツキの花が咲いていました（撮影2012.6.23）。箱根の山中に咲くサツキの花は、野生的なたくましさを持っていました。

《ツツジ科ツツジ属サツキ皐月Satsuki azaleas Rhododendron indicum 他の花写真・花観察地図》

京都二年坂近くに咲くサツキ花と生け垣写真（撮影2016.5.17）

　サツキRhododendron indicumは風流を楽しむ京都で、植え込みや生け垣として好まれています。最近では高い塀を築いて外界と遮断した庭園を造る方も増えて来ましたが、京町屋などでは、サツキなどの比較的低い生け垣などで、外界の風景や東山などの山々を借景として楽しむ庭づくりをしてきたようです。初夏に京都東山にあるにねん坂近くを花散歩していると、サツキの生け垣を巡らせた町屋がありました（撮影2016.5.17）。京都二年坂近くのサツキ花の生け垣は、涼しげで風情があります。

　サツキRhododendron indicumの属名はRhododendron（ツツジ属）ですが、Rhododendron＝from Greek Rhodon(rose)+dendron(tree)＝古代ギリシャ語で「薔薇の木」の意味です。ツツジ属の植物は野生のバラと同じ花弁が5で、花も赤く華やかだからでしょう。初夏に横浜山下公園を花散歩していると、サツキの花が見頃でした（撮影2013.6.1）。山下公園に咲くサツキの花は、バラの花のように赤く華やかに見えました。

　サツキRhododendron indicumの種名indicum＝from the Latin word 'from India（インドから）'＝ラテン語で「インドから」の意味です。サツキは日本原産ですが、古い時代には東洋から来たものを一般的に「インドから」と理解したのでしょう。梅雨時のアジサイの美しい頃に鎌倉長谷寺を花散歩していると、オオムラサキツツジの花色に似た薄紫色のサツキの花が咲いていました（撮影2005.6.20）。

京都大原実光院門前に咲き始めたサツキ花写真（撮影2016.5.18）

　日本原産のサツキ（皐月）は中国でも人気で、繁殖栽培されています。サツキは中国では皋月杜鹃（5月のホトトギスの意味）です。中国では杜鹃は、ツツジ属（ホトトギスの鳴く頃に咲くため）を一般的に指します。初夏に京都大原実光院を花散歩していると、紅色のサツキの花が咲きだしていました（撮影2016.5.18）。京都大原実光院門前に咲き始めたサツキの花は、初夏の爽やかな京都大原の青空を飾ります。

　サツキ（皐月）は山間部の渓流沿いの酸性土壌（pH5.5～6.5）を好む植物ですが、東京都心などでも生け垣としてよく利用されています。初夏に日本銀行本店前を花散歩していると、サツキの花が咲く生け垣が日銀本店のコリント式（Corinthian order）の重厚な建築物をガードしていました（撮影2008.5.9）。最近政府と一体になり暴走気味の日本銀行ですが、サツキの花の様に私たちの方向を向いていてほしいものです。

　初夏に咲くサツキの赤紫色の花色は、新緑の緑色の葉色に映えます。初夏の夕刻に横浜美術館前を花散歩していると、サツキの花が新緑の葉から浮かび上がって見えました（撮影2015.5.23）。横浜美術館前に咲くサツキの花は、美術館前に置かれた美術作品を美しく飾ります。

箱根大涌谷の強酸性土壌の中で咲くサツキ花写真（撮影2009.6.27）

　サツキ（皐月）は山間部の渓流沿いの酸性土壌（pH5.5～6.5）を好む植物ですが、箱根の火山地帯でも観察できます。初夏に箱根大涌谷近くを花散歩していると、サツキの花が咲いていました（撮影2009.6.27）。箱根大涌谷周辺は強酸性土壌として知られている場所ですが、酸性土壌を好むサツキはこの付近でも生育できるようです。

　サツキRhododendron indicumはオオムラサキツツジと共に、初夏の箱根を飾る花として知られています。初夏に芦ノ湖湖畔を花散歩していると、サツキの花が咲いていました（撮影2012.6.22）。芦ノ湖湖畔に咲くサツキの花は、静かな芦ノ湖の湖面に映えます。

《ツツジ科ツツジ属サツキ皐月Satsuki azaleas Rhododendron indicum 他花アルバム・花観察地図》

初夏の東京旧芝離宮恩賜庭園に咲くサツキ花写真（撮影2016.5.27）

　京都平安神宮泰平閣近くに咲くサツキの花は東神苑の池面に映えます

温暖な三浦半島走水神社境内に咲くサツキ花写真（撮影2016.4.18）

　温暖な三浦半島走水神社境内に咲くサツキの花は開花が早い

　横浜中華街善隣門前に咲くサツキの花は横浜中華街を明るく飾る

初夏の京都東山に咲く朱色のサツキの花写真（撮影2016.5.17）

　横浜開港記念館（旧イギリス領事館）前に咲くサツキ花は初夏の陽に輝く

横浜港に停泊する豪華客船とサツキ花写真（撮影2014.5.6）

　横浜港大桟橋に停泊する豪華客船と赤レンガパークに咲くサツキの花

うみかぜ公園のサツキの葉の紅葉と猿島写真（撮影2016.2.8）

初夏の横浜公園日本庭園に咲くサツキ花写真（撮影2013.5.10）

　初夏の横浜公園日本庭園に咲くサツキの花は涼しげで華やか

初夏の蔵の街川越の蔵前に咲くサツキ花は見事写真（撮影2014.5.29）

京都嵯峨野亀山公園の青カエデとサツキ花写真（撮影2016.5.17）

　初夏の京都嵯峨野亀山公園の青カエデとサツキの花は素晴らしい

《ツツジ科ツツジ属サツキ皐月Satsuki azaleas Rhododendron indicum 他の花写真・花観察地図》

横須賀しょうぶ園のサツキ花とアゲハチョウ写真（撮影2008.6.6）

　初夏の京都駅前に咲くサツキの花は修学旅行生や旅行客を迎えます

初夏の横浜汽車道近くに咲くサツキ花写真（撮影2013.5.27）

西行法師縁の鴫立庵に飾られたサツキ花写真（撮影2008.6.10）

横浜海岸通りに咲くサツキの花とマリンタワー写真（撮影2013.6.1）

　初夏の横浜臨港パークに咲くサツキの花からベイブリッジも見えます

円山公園に咲くサツキの花と八坂神社鳥居写真（撮影2016.5.17）

円山公園に咲くサツキの花と朱色の八坂神社鳥居は良いコラボ

　サツキ（皐月）は日本が原産の植物で、初夏の庭園や街路、生け垣を華やかな色とりどりの花で飾ります。サツキ（皐月）は世界中で栽培され、華やかな花は初夏の花として知られています。初夏に芦ノ湖畔を花散歩していると、紫色の華やかな花色のサツキ（皐月）の花が咲いていました（撮影2012.6.23）。サツキ（皐月）の美しい花は、芦ノ湖畔を明るく飾ります。サツキ（皐月）と同じツツジ科のシャクナゲの花と同じ部分と違う部分を比較してみるのも良いですね。

　サツキ（皐月）花散歩を、楽しんでもらえたでしょうか？サツキ（皐月）の華やかで美しい花は、初夏の庭園、街路、生け垣を美しく飾ります。サツキ（皐月）の美しく可憐な花は里に初夏を届けてくれます。皆様もこのページの地図を片手に、サツキ（皐月）花散歩を楽しんでください。サツキ（皐月）花散歩を楽しめば、体も心もリフレッシュできそうです。なお資料写真の背景がボケていますが、サツキ（皐月）の花が主役ですのでお許し下さい。よろしかったらヤグルマギク花散歩も眺めていってください。

★横浜鎌倉の四季、四季の花散歩から横浜鎌倉の四季写真アルバムが出来ました★写真アルバムを気軽に眺めてみてください★