走水神社花散歩

走水神社は弟橘媛、大和武尊縁の神社・走水神社は古事記、日本書紀に記載された古い神社

　横須賀市走水にある走水神社は、東京湾を望む眺めの良い神社です。日本書紀の記載によると走水神社は大和武尊（やまとたけるのみこと）が東征した折、走水の海が荒れ大和武尊の行く手が阻まれました。その時大和武尊に連れ添っていた弟橘媛（おとたちばなひめ）が身を投げ、荒れる走水の海がおさまり大和武尊の東征を助けたと記されています。東京湾を望む眺めの良い走水神社を写真と、地図、交通アクセス、見学情報、走水神社に咲く花で案内いたします。

走水神社の白色の鳥居前に咲くドウダンツツジ花写真（撮影4月18日）

　走水神社の由来は古く、古事記と日本書紀に記されています。走水神社は元々は、身を投げて殉じた弟橘媛（おとたちばなひめ）を祭った橘神社が由来とされています。弟橘媛を祭った橘神社は、現在の走水神社から500m程離れた旗山崎にありました。春に走水神社を訪問すると、白色の鳥居前に咲くドウダンツツジの花がきれいでした（撮影4月18日）。走水神社の白色の鳥居前に咲くドウダンツツジの花は弟橘媛を飾っているように見えます。

走水神社境内裏山から見る走水の海とヤエザクラ花写真（撮影4月18日）

　横須賀市走水にある走水神社は、東京湾を望む眺めの良い神社です。走水神社境内裏山から見る走水の海は、きれいです。春の晴れた日に走水神社本殿の裏山に登ると、穏やかな走水の海が見えました（撮影4月18日）。弟橘媛が身を投じた荒れる海は、穏やかな春の日には想像が出来ませんでした。走水神社境内裏山から見る走水の海とヤエザクラの花は美しいです。

施設名	走水神社（はしりみず　じんじゃ）Hashirimizu Shrine Yokosuka
所在地	〒239-0811 横須賀市走水2-12　TEL 046-844-4122
開門時間	常時開門
閉門日	なし
拝観料	無料
最寄駅	・京浜急行馬堀海岸駅から走水神社へ徒歩約35分
バス停	・馬堀海岸駅から観音崎行きバス乗車「走水神社」バス停から徒歩約2分馬堀海岸駅発観音崎行きバス時刻表　横須賀駅発観音崎行きバス時刻表
交通アクセス	・走水神社バス停から走水神社へ徒歩約2分・馬堀海岸駅から徒歩約35分・観音崎公園から徒歩約17分・京急観音崎ホテルから徒歩約12分・横須賀美術館から徒歩約13分・横須賀中央駅からバス徒歩で約29分・横浜駅から電車バスで約71分・鎌倉駅から電車バスで約70分・品川駅から電車バスで約90分
見所	走水神社からの東京湾の眺め、本殿、別宮、水神社、手水舎、四季の花
咲く花	アオキ、ハマユウ、アジサイ、ガクアジサイ、ニホンズイセン、タチバナ、ハマダイコン、ツワブキ、ヤブツバキ、カワヅザクラ、イソギク、他
周辺見所	観音崎公園、横須賀うみかぜ公園、ヴェルニー公園、ソレイユの丘荒崎くりはま花の国、横須賀しょうぶ園、森戸神社、横須賀タウン、鎌倉、横浜

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　走水神社本殿は、東京湾を望む丘の上に建っています。走水神社は日本書紀によると大和武尊が東征した折、同行した弟橘媛が荒れる海を鎮めるため身を投げて殉じ、それを祭ったのが由来とされています。初夏に走水神社境内を花散歩していると、本殿横にアジサイの花が咲いていました（撮影6月10日）。走水神社本殿近くに咲くアジサイの花は走水の海の様に爽やかな色です。

走水神社の白い鳥居と薄紫色の紫陽花の花写真（撮影6月10日）

　走水神社へはよこすか海岸通りにある「走水神社」バス停で下車し、山側に50mほど進むと走水神社の白い鳥居が見えてきます。走水神社の白い鳥居の近くに薄紫色の紫陽花の花が咲いていました（撮影6月10日）。走水神社は弟橘媛（おとたちばなひめ）を祭った神社で、女性に人気の神社です。走水神社の白い鳥居と薄紫色の紫陽花の花も、女性に好まれる構図です。

　現在の走水神社と橘神社は合祀され高台にありますが、もともと弟橘媛（おとたちばなひめ）を祭った橘神社は、1885年軍事施設が設置されるまでは旗山崎（はたやまざき）にありました。現在の走水神社本殿裏山からは、本来橘神社があった旗山崎と大和武尊が船出したと言われる港が見えます。

走水神社の裏山に咲く薄紅色のカワヅザクラ花写真（撮影2月8日）

　現在の走水神社の裏山を歩いていると、薄紅色のカワヅザクラの花が咲きだしていました（撮影2月8日）。カワヅザクラは白色のオオシマザクラと濃い紅色のカンヒザクラの自然交配種と言われています。走水神社の裏山に咲く薄紅色のカワヅザクラの花色はとても清楚で美しく見えます。薄紅色のカワヅザクラの花は、走水の海に殉じた弟橘媛を弔っているように見えました。

走水神社境内に咲くニホンズイセン花写真（撮影2月8日）

　走水神社境内を花散歩していると、ニホンズイセンの花が手水舎近くに咲いていました。走水神社境内手水舎の水は、地下30mから湧く名水として古代から重宝されてきました。走水神社境内にはツワブキ、ヤブツバキの花なども咲いています。

　現在の走水神社から500m程よこすか海岸通りを横須賀方面に進むと、旗山崎（御所ヶ崎）があります。地元の言い伝えによると大和武尊（やまとたけるのみこと）が東征した折、この場所に御所を設けこの地に旗を立てたためこの岬が「旗山崎（御所ヶ崎）」と言われるようになったそうです。その後荒れる走水の海に殉じた弟橘媛（おとたちばなひめ）の櫛が流れ着き、この地に弟橘媛を祭る橘神社が設けられたそうです。その後1885年旗山崎（御所ヶ崎）には軍事施設（海軍施設）が設置され、橘神社は現在の走水神社に移転し弟橘媛は大和武尊と合祀されたそうです。晴れた日に旗山崎（御所ヶ崎）を花散歩すると、静かな走水の海が望めます。

旗山崎の峠の坂道から望む富士山と横須賀の街写真（撮影11月13日）

　旗山崎から200m程よこすか海岸通を横須賀方面に進むと、眺めの良い峠があります。晴れた日に旗山崎の峠の坂道から望む、富士山と横須賀の海は見事です（撮影11月13日）。

走水神社近くの海岸に咲くハマダイコンの花写真（撮影2月8日）

　早春に走水神社近くの海辺を花散歩していると、薄紫色のハマダイコンの花が咲いていました（撮影2月8日）。薄紫色のハマダイコンの花は、美しい海を背景に輝いて見えました。走水神社は東征する大和武尊と、荒れる海に身を投げた？弟橘媛を祭る神社です。走水神社とその周辺を花散歩すると、綺麗な花と豊かな自然、運命に翻弄される弟橘媛と橘神社の姿が見えてきます。

《走水神社写真アルバム・走水神社花情報・走水神社地図》

走水神社裏山に咲くオオムラサキツツジと走水の海写真（撮影4月18日）

走水神社裏山に咲くツリガネニンジン花写真（撮影9月15日）

　走水神社への最寄りバス停は、京急バス観音崎行きバスの「走水神社」バス停です。最寄り駅の馬堀海岸駅からは乗車8分、運賃220円、JR横須賀駅からは乗車29分、運賃380円、横須賀中央駅からは乗車23分、運賃340円です。

馬堀海岸駅から走水神社への交通アクセス地図は下です（地図は移動、拡大縮小情報表示等操作できます）

　馬堀海岸駅から走水神社へは距離2.8km、徒歩で約35分です。馬堀海岸駅から走水神社間の距離はかなりありますが、晴れると東京湾や富士山も眺めることができる散歩コースです。元気な方は、挑戦してみるのも良いですね。一般的には最寄り駅の馬堀海岸駅から観音崎行きバス（馬堀海岸駅発観音崎行きバス時刻表）乗車8分、徒歩2分です。

品川駅から走水神社へは京急線・バス・徒歩で約90分です

品川駅から走水神社への交通アクセス地図は下です（地図は移動、拡大縮小列車バス情報表示等操作できます）

　品川駅から走水神社へは京急線・バス・徒歩で約90分です。またお得な切符は京浜急行三浦半島１DAYきっぷ（横浜から1440円・品川から1960円、他）、横須賀満喫切符（★食事券・遊ぶ券つき★横浜から32300円・品川から3330円）も便利。この切符はフリー区間（三浦半島）の電車バスが乗り放題になるので便利です。途中下車して食事や買い物にも便利です。

　走水神社花散歩を楽しんでもらえたでしょうか？走水神社は日本の歴史を綴る古事記、日本書紀にも記載された神社です。晴れた日に、都心から約1.5時間で行くことができる走水神社に訪れてみるのも良いですね。よろしかったら走水神社から徒歩約15分の観音崎公園花散歩も眺めていってください。