ツリガネニンジン花散歩

ツリガネニンジンの涼しげな花は夏秋の草原を飾ります・ツリガネニンジンの花は夏から秋の花散歩の楽しみ

　キキョウ科ツリガネニンジン属ツリガネニンジン（釣鐘人参Japanese lady bell Adenophora triphylla 他）は日本など東アジア原産の双子葉、多年生、草本です。ツリガネニンジンの花はキキョウ科特有の筒状の合弁花で、がく片5裂、花弁筒状5裂、雌蕊長く先端3裂です。ツリガネニンジンは花期後実（さく果）を付けます。ツリガネニンジンは食用、薬草、生薬、中医薬としても利用されます。ツリガネニンジンの釣鐘状の涼しげな花は、夏から秋の花散歩の楽しみです。ツリガネニンジンをツリガネニンジン花写真、ツリガネニンジン花観察地図、ツリガネニンジン花情報でお楽しみ下さい。

《ツリガネニンジン属ツリガネニンジン釣鐘人参Japanese lady bell Adenophora triphyllaの花写真》

八方尾根山荘近くに咲くツリガネニンジン（ハクサンシャジン）花写真（撮影2013.8.27）

　キキョウ科ツリガネニンジン属ツリガネニンジン（Japanese lady bell）は変種や高山型、寒冷地型などのものも多くあります。秋に八方尾根にある八方尾根山荘近く（標高約1830m付近）を花散歩していると、高山型の薄紫色のハクサンシャジン（ツリガネニンジン）の釣鐘状の花が輪生に咲いていました（撮影2013.8.27）。八方尾根山荘近くに咲くツリガネニンジン（ハクサンシャジン）の花は秋らしく涼しげに見えました。

走水神社裏山に咲くツリガネニンジン花写真（撮影2015.10.12）

　ツリガネニンジンAdenophora triphyllaは日本など東アジア（日本、中国、朝鮮半島、台湾、他）に広く分布しています。ツリガネニンジンは成長すると50～150cm程で紫色の穂状の花を付けます。ツリガネニンジンは主に種子で増え、初夏から夏に直線状に茎を伸ばし、輪生の葉（3～6）を茂らせます。ツリガネニンジンは夏から秋に紫色の筒状（釣鐘状）の花を輪生に付けます。秋に走水神社の裏山（標高約30m付近）を花散歩していると、青紫色の涼しげなツリガネニンジンの花が咲いていました（撮影2015.10.12）。

八方池畔に咲くツリガネニンジン（ハクサンシャジン）花写真（撮影2013.8.27）

　ツリガネニンジンAdenophora triphyllaは英語でJapanese lady bell（日本女性のベルフラワー）と呼ばれます。ツリガネニンジンの美しく優雅な花は、世界中で愛されています。秋に八方池池畔（標高約2060m付近）を花散歩していると、薄紫色のツリガネニンジン（ハクサンシャジン）の花が咲いていました（撮影2013.8.27）。八方池畔に咲くツリガネニンジン（ハクサンシャジン）の花は、心を打たれる美しさです。

八方尾根に咲くツリガネニンジン（ハクサンシャジン）花写真（撮影2020.8.26）

　ツリガネニンジン（釣鐘人参）の花期は夏から秋で、花色は紫色、白色、青色などです。ツリガネニンジンは成長すると50～150cm程で、可愛らしい筒状（釣鐘）の花を付けます。夏の終わりに白馬八方尾根（標高2000m付近）を花散歩していると、薄紫色のツリガネニンジン（ハクサンシャジン）の花が咲いていました（撮影2020.8.26）。

《ツリガネニンジン属ツリガネニンジン釣鐘人参Japanese lady bell Adenophora triphyllaの花情報》

植物名	キキョウ科ツリガネニンジン属ツリガネニンジン漢字釣鐘人参英語 Japanese lady bell中国語四葉沙参
学名	Adenophora triphylla 　他
科名	キキョウ科　Campanulaceae
属名	ツリガネニンジン属　Adenophora
花期	夏の花　秋の花
花色	紫色花白色花
原産	日本など東アジア（日本、中国、朝鮮半島、台湾、他）
観察地	長野県、山梨県、群馬県、岐阜県、青森県、神奈川県、北海道、沖縄県、他
特徴	双子葉、多年生、草本、種子、株分けで増える、キキョウ科、高さ約50～150cm、葉は輪生（3～6）花色は紫色、輪生、花期夏、秋、がく片5、花弁釣鐘状合弁先端5裂、雌蕊長く先端3裂花期後実（さく果）、種子円錐形、高原の花、鑑賞、絵画、庭園、鉢植え、薬草、漢方薬、中医薬（輪葉沙参）
利用	高原の花、鑑賞、絵画、庭園、鉢植え、食用、薬草、漢方薬、中医薬（輪葉沙参）
意味	ツリガネニンジン＝釣鐘人参（花の形状から）、中国語＝四葉沙参、輪葉沙参（葉の形状から）属名Adenophora＝from Latin word 'adenos(gland)+phoreo(bring)'＝ラテン語で「腺を有する」の意味種名triphylla＝from Latin word 'tri(three)+phylla(leaf)'＝ラテン語で「三枚の葉」の意味

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《ツリガネニンジン属ツリガネニンジン釣鐘人参Japanese lady bell Adenophora triphyllaの花写真》

北海道神威岬に咲くツリガネニンジンの花写真（撮影2006.8.22）

　ツリガネニンジン（釣鐘人参）の花はキキョウ科特有の筒状（釣鐘状）の合弁花で、がく片5裂、花弁筒状5裂、雌蕊長く先端3裂です。ツリガネニンジンの花は同じキキョウ科のソバナの花に似ていますが、花が輪生に付くのが特徴です。秋に北海道積丹半島の先端にある神威岬（標高約30m付近）を花散歩していると、雨に濡れたツリガネニンジンの花が輪生に咲いている様子が観察できました（撮影2006.8.22）。

沖縄県熱帯亜熱帯都市緑化植物園に咲くツリガネニンジンの花写真（撮影2015.1.26）

　ツリガネニンジンAdenophora triphyllaは熱帯、亜熱帯地方でも観察されます。冬に沖縄県熱帯亜熱帯都市緑化植物園（標高約30m付近）を訪問すると、貴重な鉢植えの沖縄県のツリガネニンジンの花が展示されていました（撮影2015.1.26）。熱帯亜熱帯都市緑化植物園に咲くツリガネニンジンの花は、冬でも涼しげに見えます。熱帯亜熱帯都市緑化植物園は海洋博公園内の熱帯ドリームセンターに隣接しています。

《ツリガネニンジン属ツリガネニンジン釣鐘人参Japanese lady bell Adenophora triphyllaの花写真》

積丹岬に咲く毛に覆われたツリガネニンジンの花写真（撮影2006.8.25）

　ツリガネニンジン（釣鐘人参）は中国では四葉沙参、輪葉沙参と呼ばれています。これは葉の形状が四葉や輪生の葉である沙参（シャジン＝ツリガネニンジン）を意味します。中国ではツリガネニンジンは、中医薬（輪葉沙参）として重宝されています。日本でもツリガネニンジンは、食用や漢方薬として利用されています。秋に積丹半島にある積丹岬（標高約30m付近）を花散歩していると、毛に覆われたツリガネニンジンの花が観察できました（撮影2006.8.25）。またツリガネニンジンは葉が3～6枚輪生に付くのが特徴ですが、積丹岬のツリガネニンジンは葉が5枚輪生に付いていました。

上高地河童橋近くに咲くツリガネニンジン花写真（撮影2016.7.29）

　ツリガネニンジンAdenophora triphyllaの属名はAdenophora（ツリガネニンジン属）ですが、Adenophora＝from Latin word 'adenos(gland)+phoreo(bring)'＝ラテン語で「腺を有する」の意味です。ツリガネニンジン属（Adenophora）は世界中で62種程が知られていますが、ツリガネニンジン属の植物が乳液を出す腺細胞'adenos'(gland)を持つ事から付けられています。夏に上高地河童橋近く（標高約1500m付近）を花散歩していると、3裂した雌蕊の柱頭を長く伸ばしたツリガネニンジン（ハクサンシャジン）の花が観察できました（撮影2016.7.29）。

ニセコ神仙沼近くに咲くツリガネニンジン花写真（撮影2006.8.21）

　ツリガネニンジンAdenophora triphyllaの種名triphylla＝from Latin word 'tri(three)+phylla(leaf)'＝ラテン語で「三枚の葉」の意味です。ツリガネニンジンAdenophora triphyllaの種名triphyllaは輪生の3～6枚の葉を表していると思われます。秋にニセコ神仙沼近く（標高約750m付近）を花散歩していると、輪生の花をたくさんつけたツリガネニンジンが観察できました（撮影2006.8.21）。ニセコ神仙沼近くに咲くツリガネニンジンの花は、北海道に秋の到来を告げているように見えました。

上高地田代池近くに咲くツリガネニンジン花と実写真（撮影2013.8.18）

　ツリガネニンジン（釣鐘人参）は、花期後実（さく果）を付けます。夏に上高地田代池近く（標高約1500m付近）を花散歩していると、ツリガネニンジンの実（さく果）が観察できました（撮影2013.8.18）。上高地田代池近くに咲くツリガネニンジン花と実は、高原に秋の気配を感じさせます。

《ツリガネニンジン属ツリガネニンジン釣鐘人参Japanese lady bell Adenophora triphyllaの花写真》

北海道神威岬に咲くツリガネニンジン花写真（撮影2006.8.22）

　北海道積丹半島の先端にある神威岬（標高約30m付近）に咲くツリガネニンジンの花は秋らしい

箱根駒ケ岳に咲くツリガネニンジン花写真（撮影2005.9.4）

　秋の箱根駒ケ岳神山（標高1438m付近）に咲く白色のツリガネニンジンの花

走水神社裏山に咲くツリガネニンジン花写真（撮影2015.10.12）

　走水神社裏山（標高約30m付近）に咲くツリガネニンジンの花は秋らしい

雄大な北海道神威岬に咲くツリガネニンジン花写真（撮影2006.8.22）

　雄大な北海道積丹半島神威岬（標高約40m付近）に咲くツリガネニンジンの花色は濃い青紫色。

八方尾根の登山道に咲く薄紫色のツリガネニンジンの花写真（撮影2007.8.17）

　八方尾根八方山（標高1974m付近）の登山道に咲く薄紫色のツリガネニンジンの花

《ツリガネニンジン属ツリガネニンジン釣鐘人参Japanese lady bell Adenophora triphyllaの花写真》

　積丹半島積丹岬（標高約30m付近）に咲くツリガネニンジンの花は積丹ブルーの海の色の様

北海道阿寒湖畔に咲くブルーのツリガネニンジン花写真（撮影2005.8.26）

　北海道阿寒湖畔（標高約420m付近）に咲く青色のツリガネニンジンの花

八方尾根山荘近くに咲くツリガネニンジン（ハクサンシャジン）花写真（撮影2013.8.27）

　八方尾根山荘近く（標高約1830m付近）に咲くツリガネニンジン（ハクサンシャジン）の花色は爽やか

ツリガネニンジン（ハクサンシャジン）花写真（撮影2013.8.27）

　八方尾根八方山（標高1974m付近）の登山道に咲く薄紫色のツリガネニンジンの花

八方池近くに咲くツリガネニンジン（ハクサンシャジン）の花と白馬三山写真（撮影2013.8.27）

　夏に八方池近く（標高約2060m）を花散歩していると、ツリガネニンジン（釣鐘人参）の花が咲いていました（撮影2013.8.27）。八方池近くに咲く、ツリガネニンジン（釣鐘人参）の花は涼しげで爽やかに見えます。

　キキョウ科ツリガネニンジン属ツリガネニンジン（釣鐘人参Japanese lady bell Adenophora triphylla 他）は日本など東アジアが原産の釣鐘状の涼しげな花です。ツリガネニンジン（釣鐘人参）の涼しげな花は夏から秋の高原を美しく飾ります。ツリガネニンジン（釣鐘人参）の花は夏から秋の花散歩には欠かせない植物です。ツリガネニンジン（釣鐘人参）と同じキキョウ科のホタルブクロと同じ部分と異なる部分を比較してみるのも良いですね。このページの中で皆様が気に入ったツリガネニンジン（釣鐘人参）の花写真が、一枚でもあれば幸いです。

　ツリガネニンジン（釣鐘人参）花散歩楽しんでもらえたでしょうか？ツリガネニンジン（釣鐘人参）の涼しげで美しい花は、夏から秋の花散歩の楽しみです。皆様もこのページの地図を片手にツリガネニンジン（釣鐘人参）花散歩を楽しんでください。ツリガネニンジン（釣鐘人参）花散歩を楽しめば、体も心もリフレッシュできそうです。なお資料写真の背景がボケていますが、ツリガネニンジン（釣鐘人参）の花が主役ですのでお許し下さい。よろしかったらマツムシソウ花散歩も眺めていってください。