八方尾根花散歩3

八方尾根は気軽に高山植物を楽しめる場所です・八方尾根で快適トレッキング

　八方尾根は北アルプス唐松岳（標高2696m）の稜線にある眺めの良い尾根です。八方尾根からは白馬村の街並みや白馬三山の白馬岳、杓子岳、白馬鑓ヶ岳を望むことができます。また八方尾根周辺には高山植物の花畑も広がり植物観察にも最適な場所です。八方尾根花散歩3では八方尾根兎平（標高約1400m）付近から八方池（標高2060m）付近の植物を写真と地図で案内いたします。八方尾根付近は亜高山地帯、高山帯ですので、天候の急変や降雪、落雷には充分気をつけてください。八方尾根周辺の花畑の花散歩を写真と地図、交通アクセス、八方尾根散策情報で案内いたします。

　八方尾根は北アルプス唐松岳（標高2696m）の稜線にある眺めの良い尾根です。八方尾根からは白馬村の街並みや白馬三山の白馬岳、杓子岳、白馬鑓ヶ岳を望むことができます。また八方尾根周辺には高山植物の花畑も広がり植物観察にも最適な場所です。八方尾根へは山の初心者でもゴンドラとリフトで気軽に行くことができます。

　八方尾根は北アルプス唐松岳（標高2696m）の稜線にある比較的平坦な尾根です。八方尾根にはゴンドラやリフトも整備され八方池山荘（標高1830m）まではほとんど歩かずに行くことができます。更に八方尾根八方池（標高2060m）付近までは整備された登山道があり、比較的気楽に高山植物を楽しむことができます。八方尾根八方池湖畔を花散歩していると、ハッポウアザミの花が咲いていました。ハッポウアザミはキク科アザミ属の植物で、八方尾根の固有種です。八方尾根にはハッポウアザミのような固有種が多数あります。八方尾根八方池に咲くハッポウアザミの花は八方池の湖面に映えます。参照八方池高山植物

　八方尾根八方池山荘（標高1830m）から上部は整備された登山道や木道があります。八方尾根八方池山荘近く（標高約1900m）の登山道沿いにイワショウブ（岩菖蒲）の花が咲いていました。イワショウブはユリ科の植物で、白く爽やかな花を咲かせます。八方尾根八方池山荘近くに咲くイワショウブの花は、八方尾根山麓にある白馬村の集落を背景に咲いていました。

施設名	八方池（はっぽういけ）
住所	長野県北安曇郡白馬村北城
通行	・八方池山荘（標高1830m）までは、通年可能（ゴンドラ、リフトあり、冬季スキー場）
一般登山	・八方池登山可能日：初心者は6月～10月頃まで（それ以外は登山経験、装備が必要）
入山料	無料
交通アクセス	・八方池山荘（標高1830m）から八方池へ登り徒歩約90分（標高差230m）、下り徒歩約60分・八方駅-兎平駅（約8分）、兎平-黒菱平（約7分）、黒菱平-八方山荘（約5分）計約30分（運賃往復2980円）・白馬八方-八方駅（徒歩約10分）・白馬駅-白馬八方（バス約5分）・長野駅からゴンドラ八方駅へ約70分　バス時刻表長野駅‐白馬方面特急バス時刻表
咲く花	クルマユリ、クガイソウ、ワレモコウ、ウツボグサ、オヤマソバ、エゾシオガマ、ミヤマトウキ、マツムシソウ、ミヤマアキノキリンソウ、ノコンギク、タムラソウ、オヤマリンドウ、シナノオトギリ、ハッポウアザミ、カライトソウ、オオバギボウシ、ギボウシ、ヤマブキショウマ、ニッコウキスゲ、ヤマハハコ、ヤナギラン、
見所	・八方池、唐松岳の眺め、五竜岳の眺め、白馬岳の眺め、杓子岳の眺め、白馬鑓ヶ岳の眺め、高山植物
アプローチ	・八方池山荘（標高1830m）から登り徒歩約90分（標高差230m）、下り徒歩約60分
気象	八方池の気象は高山地帯の気象です。八方池の気温は、山麓の白馬天気の気温より10℃以上低くなります。風が吹けば体感温度は更に下がります。参照白馬岳（標高2830m観測地点）の天気・気温を参考にして下さい。

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　八方尾根にある小高い峰の八方山（標高1974m）付近を花散歩していると紫色のタテヤマウツボグサの花が咲いていました。タテヤマウツボグサはシソ科の植物ですが、八方尾根八方山の岩場に張り付くように咲いていました。八方尾根八方山に咲くウツボグサの花は紫色の美しい花です。

　八方尾根八方山近くの登山道を歩いていると、薄紫色のヤマホタルブクロの花が咲いていました。ヤマホタルブクロの花はホタルブクロに似ていますが、がく片が少し異なります。八方尾根八方山に咲くヤマホタルブクロの花はとても爽やかで美しい花です。

　八方尾根は高山帯、亜高山帯にあります。八方尾根花散歩の時には、天候の急変や降雪、落雷には充分気をつけてください。八方尾根花散歩をしていると、急に霧に霞み視界が悪くなりました。霧に霞む八方尾根の稜線にオオバギボウシの花が咲いていました。霧に霞む八方尾根の稜線に咲くギボウシの花は、先が白く見えますが花の基部は紫色に見えます。

　八方尾根鎌池（標高1680m）付近には湿原が広がります。八方尾根鎌池近くを花散歩し打ていると、ミヤマシシウドの花が咲いていました。ミヤマシシウドはセリ科シシウド属の植物で、八方尾根鎌池付近に咲くミヤマシシウドは高さ3m程もありました。

　初夏に八方尾根八方池山荘近くを花散歩していると、オオタカネバラの花が咲いていました（撮影2005.7.23）。八方尾根に咲くオオタカネバラの花は薄紅色の美しい花です。オタカネバラの花は、ハマナス花に雰囲気が似ています。

　八方尾根八方池山荘近くを花散歩していると、ウメバチソウの白く爽やかな花が咲いていました。ウメバチソウの花の近くにウメバチソウの白い蕾もありました。ウメバチソウの白い蕾も可愛らしいです。

　初夏に八方尾根八方池山荘近くを花散歩していると、エゾシオガマの花が咲いていました。エゾシオガマはシオガマギク属の植物で、八方尾根ではヨツバシオガマも観察されます。

　初秋に八方尾根を花散歩していると、オヤマリンドウの花が咲いていました。八方尾根に咲くオヤマリンドウの花は、高原に秋の訪れを告げます。

八方尾根に咲くハクサンシャジン（ツリガネニンジン）の花も可愛らしいです

　八方尾根にある八方池（標高2060m）は白馬三山の白馬岳、杓子岳、白馬鑓ヶ岳を望む眺めの良い高山帯の池です。八方池近くを花散歩すると、ミヤマタンポポの花をはじめたくさんの高山植物が観察されます。八方尾根八方池近くまで足を延ばしてみるのも良いですね。

八方尾根にある八方池山荘の地図です（地図は移動、拡大、縮小、地形図表示等操作できます）

　黒菱平リフト終点の八方池山荘から八方池（標高2060m）へは標高差約230m、徒歩登り約90分です。晴れれば、北アルプスの雄大な眺めを楽しみながらのトレッキングを楽しむことができます。八方池周辺は高山地帯ですから無理をせず、ゆっくり周辺の花々を楽しみながら慎重に歩行してください。八方池から八方池山荘へは下り約60分ですが、下りは怪我や足を痛めることが多いですので、注意しながら下山してください。なお山麓のゴンドラ八方駅から八方池山荘まではゴンドラ、リフトで楽に行くことができます。

★白馬駅から八方尾根へはバス、ゴンドラ、リフト、徒歩で約1時間です★

②　白馬八方バス停からゴンドラ八方駅へは徒歩約10分です

③ゴンドラ八方駅からゴンドラ兎平駅へ約8分です（ゴンドラ利用）。

④　リフト兎平からリフト黒菱平へは約7分です（リフト利用）。

⑤　リフト黒菱平からリフト八方山荘へは約5分です（リフト利用）。

★長野駅からゴンドラ八方駅へは特急バスで約70分です★

長野駅からゴンドラ八方駅への交通アクセス地図は下です（地図は移動、拡大、縮小、地形図等操作できます）

★松本駅からゴンドラ八方駅へは特急列車とバス、タクシーで約2時間30分です★

　松本駅から白馬駅経由、ゴンドラ八方駅へは特急列車とバス、タクシーで約2時間30分です。松本駅から白馬駅へは大糸線が便利です。大糸線からは北アルプスの眺めや仁科三湖の美しい景色を楽しむことができます。ゴンドラ八方駅から八方池へは、約2時間です。

　八方尾根花散歩3を楽しんでもらえたでしょうか？唐松岳の稜線にある八方尾根は、ゴンドラ、リフト、快適な登山道でアプローチできる眺めの良い尾根です。北アルプス白馬三山や山の花に興味のある方は、八方尾根に一度訪れて見ると良いですね。八方尾根は高山にありますので、気象条件などを下調べして、装備など準備をして、気をつけて訪問してください。よろしかったら八方池高山植物も眺めていってください。　

　長野県北アルプス唐松岳の稜線にある八方尾根は、気軽に高山植物に出逢える場所です。八方尾根で四季の自然や山の景色を眺めながら、のんびりと過ごすと気持ちよいです。八方尾根の植物と花を、楽しんでいただけたでしょうか？よろしかったら八方尾根高山植物2も眺めていってください。