ウェデリア花散歩

熱帯アメリカ原産のウェデリアは黄色く明るい花・ウェデリアの花は海岸や道端で黄金色に輝きます

　キク科ウェデリア属ウェデリア（米国浜車Wedelia Sphagneticola trilobata他）は双子葉、常緑、草本の植物で、熱帯中米沿岸地方が原産の植物です。ウェデリアはグランドカバーとして人気ですが繁殖力が強く、要注意外来生物として注意が必要です。ウェデリアの花期は通年で、花色は黄色です。ウェデリアの花はキク科特有の頭状花序で、中心部の管状花と外周部の舌状花でできています。熱帯原産のウェデリアの黄色く明るい花を、写真と観察場所の地図、撮影年月日で案内いたします。

《キク科ウェデリア属ウェデリア米国浜車Wedelia Sphagneticola trilobata他花写真・花観察地図》

　キク科ウェデリア属ウェデリア（Sphagneticola trilobata他）は双子葉、常緑、草本の植物で、熱帯中米沿岸地方が原産の植物です。ウェデリアは乾燥や高温にも強く、グランドカバーとして人気があります。冬に沖縄万座ビーチを花散歩していると、海沿いの草むらにウェデリアの花が咲いていました（撮影2018.1.30）。

オアフ島カピオラニパークに咲くウェデリア花写真（撮影2005.7.18）

　ウェデリア（Wedelia）は熱帯植物で、高温や強い日差しにも耐える植物です。ウェデリアの葉は対生で、縁は鋸歯です。夏のオアフ島カピオラニパークに生えるウェデリアは、冬の万座ビーチに生えるものに比べ葉に光沢がありました（撮影2005.7.18）。

沖縄万座毛近くの崖に咲くウェデリア花写真（撮影2020.1.26）

　ウェデリア（米国浜車）の花色は黄色オレンジ色などで、花期は熱帯では通年です。ウェデリアの花はキク科特有の頭状花序で、中心部の管状花と外周部の舌状花でできています。冬に沖縄万座毛近くの岩場を花散歩していると、沖縄の海を背景にウェデリアの花が咲いていました（撮影2020.1.26）。

《キク科ウェデリア属ウェデリア米国浜車Wedelia Sphagneticola trilobata他花情報》

植物名	キク科ウェデリア属ウェデリア　漢字米国浜車　英語 Wedelia　中国語　南美蟛蜞菊
学名	Sphagneticola trilobata　Wedelia acapulcensis　Sphagneticola calendulacea　他
科名	キク科
属名	ウェデリア属　Wedelia　Sphagneticola
花期	熱帯では通年、秋花、冬花、春花、夏花
花色	黄色花
原産	熱帯中米沿岸地方、他
観察地	沖縄県、台北市、オアフ島、下田市、東京都、他
特徴	双子葉、常緑、草本、キク科、熱帯中米原産、熱帯植物、海浜植物、葉対生、鋸歯花色（黄色）、頭状花序、管状花（黄色）、舌状花（黄色）、花期後実（痩果）、
利用	グランドカバー、園芸植物、庭園、公園、要注意外来生物、生薬（蟛蜞菊）、制癌剤、他
意味	ウェデリア＝Wedelia、中国語＝蟛蜞菊属名Wedelia＝named in honor of German botanist Georg Wolfgang Wedel 種名trilobata＝from Latin meaning 'tri(three)'+'lobi(lobe)'＝ラテン語で「三裂」の意味

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《キク科ウェデリア属ウェデリア米国浜車Wedelia Sphagneticola trilobata他花写真・花観察地図》

台北市大安植物公園に咲くウェデリア花写真（撮影2008.1.5）

　ウェデリア（米国浜車Wedelia Sphagneticola trilobata他）の花期は通年で、花色は黄色です。ウェデリアの花はキク科特有の頭状花序で、中心部の管状花と外周部の舌状花でできています。ウェデリアの花は同じキク科のメランポジウムの花と似ています。冬に台北市大安森林公園を花散歩していると、黄色いウェデリアの花が元気に咲いていました（撮影2008.1.5）。

沖縄東南植物楽園に咲くウェデリア花写真（撮影2017.1.24）

　ウェデリア（米国浜車Wedelia）の茎は柔軟性があり、地面や崖地などを匍匐（ほふく）しながら伸びて行きます。冬に沖縄東南植物楽園の池畔を花散歩していると、池の手すりに匍匐し、絡まりながら生育するウェデリアが観察できました（撮影2017.1.24）。

《キク科ウェデリア属ウェデリア米国浜車Wedelia Sphagneticola trilobata他花写真・花観察地図》

万座ビーチの海辺に咲くウェデリア花写真（撮影2017.1.24）

　ウェデリア（米国浜車Wedelia）は、中米の熱帯の沿岸部が原産です。ウェデリアは海浜植物なので、塩分の多い海岸でも生育することができます。万座ビーチの海辺を花散歩していると、海岸のアダンの気根に絡みつきながら生育するウェデリアの花が観察できました（撮影2017.1.24）。

台北故宮博物院至善園に咲くウェデリア花写真（撮影2008.1.3）

　ウェデリア（米国浜車Wedelia）の種名trilobata＝from Latin meaning 'tri(three)'+'lobi(lobe)'＝ラテン語で「三裂」の意味です。ウェデリアの葉は、三裂するものが多いです。冬に台北故宮博物院至善園を花散歩していると、ウェデリアの葉が三裂している様子が観察できました（撮影2008.1.3）。

大阪服部植物園温室に咲くウェデリア花写真（撮影2014.10.19）

　ウェデリア（米国浜車Wedelia）は世界中広範囲に分布しているので、ヴェデリアの属名はWedelia、Sphagneticolaなどがあり、まだ統一されていません。ウェデリアの属名Wedelia＝named in honor of German botanist Georg Wolfgang Wedel＝ドイツの植物学者Wedelに敬意を表し、付けられたものです。最近ではウェデリアを、Sphagneticola trilobataの学名で表している場合が多いようです。秋に大阪服部植物園の温室を花散歩していると、観察路の脇にウェデリアの花が咲いていました（撮影2014.10.19）。

　ウェデリア（米国浜車Wedelia）は海浜植物で熱帯の海岸地方でよく見かけます。秋に下田白浜海岸を花散歩していると、砂浜で生育するウェデリアを観察することができました。ヴェデリアは繁殖力が強く、要注意外来生物に登録されています。ウェデリアは温帯地方にも生息範囲を広げているようです。

《キク科ウェデリア属ウェデリア米国浜車Wedelia Sphagneticola trilobata他花写真・花観察地図》

沖縄東南植物楽園のヤシの木に匍匐するウェデリア花写真（撮影2017.1.24）

沖縄東南植物楽園のヤシの木に匍匐し、上に延びるウェデリアの花もすごいです

万座ビーチの海辺に咲くウェデリア花写真（撮影2017.1.25）

万座ビーチの海辺に咲くウェデリアの花は可愛らしく見えました

下田白浜海岸の砂に埋もれるウェデリア花写真（撮影2017.1.24）

下田白浜海岸の砂に埋もれながら咲くウェデリアの花も素晴らしいです

沖縄東南植物楽園の道端に咲くウェデリア花写真（撮影2017.1.24）

沖縄東南植物楽園の道端に咲くウェデリアの花色は明るく爽やか

　キク科ウェデリア属ウェデリア（米国浜車Wedelia Sphagneticola trilobata他）は双子葉、常緑、草本の植物で、熱帯中米沿岸地方が原産の植物です。ウェデリアは花色が明るく、乾燥や強い日差しに耐える植物です。ウェデリアと同じキク科のツワブキの植物と、花構造などを比較してみるのも面白いです。このページの中で皆様が気に入ったのウェデリアの花写真が、一枚でもあれば幸いです。

　ウェデリア（米国浜車Wedelia Sphagneticola trilobata他）花散歩を楽しんでもらえたでしょうか？熱帯植物のウェデリアの花は、美しく明るい花です。皆様もこのページの地図を片手にウェデリア花散歩を楽しんでください。の海や青空を見ながら、ウェデリア花散歩を楽しめば、体も心もリフレッシュできそうです。なお資料写真の背景がボケていますが、ウェデリアの花が主役ですのでお許し下さい。よろしかったらイソギク花散歩も眺めていってください。