ストック花散歩

ストックの香り良い花は春を告げます・ストックの紫色・白色の花は冬から春の花散歩の楽しみ

　アブラナ科アラセイトウ属ストック（アラセイトウ紫羅蘭花Tenweek Stock Matthiola incana）は南ヨーロッパ原産の双子葉、多年生、草本（日本では1年生草本）の植物です。ストックはアブラナ科の植物で、冬から春に高さ50cm程の花茎を延ばし、無限花序（総状花序）の花を次々に咲かせます。ストックの花は2.5cm～3cm程で、アブラナ科特有の4枚の十字花の花弁の花（紫色、白色、赤色）をつけます。ストックの花は冬から春に開花し長い期間咲き続けます。ストックの香りが良い紫色・白色の上品な花は、冬から春の花散歩の楽しみです。ストックをストック花写真、ストック花散歩地図、ストック花情報でお楽しみ下さい。

《アラセイトウ属ストック・アラセイトウ紫羅蘭花Matthiola incanaの花写真・観察地図》

横浜公園横浜スタジアムに咲くストックの花写真（撮影2021.2.21）

　ストック（アラセイトウ紫羅蘭花Tenweek Stock Matthiola incana）は英語でTenweek Stock＝10週間保つ花（長期間ストックできる花）の意味です。ストックは寒さにも強く長持ちするので、世界中で早春から春の花として人気です。早春に横浜公園横浜スタジアムを花散歩していると、赤紫色と薄紫色のストックの花が出迎えてくれました（撮影2021.2.21）。

雪の横浜山手に咲く紫色一重のストック花写真（撮影2014.2.9）

　ストック（Matthiola incana）は南ヨーロッパ原産の双子葉、多年生、草本（日本では1年生草本）の植物です。ストックはアブラナ科の植物で、冬から春に高さ50cm程の花茎を延ばし、無限花序（総状花序）の花を次々に咲かせます。ストックの花は2.5cm～3cm程で、アブラナ科特有の4枚の十字花の花弁の花（紫色、白色、赤色）をつけます。雪の日に横浜山手を花散歩していると、紫色一重のストックの花が咲いていました（撮影2014.2.9）。

秋の大阪服部緑地公園に咲く薄紅色のストック花写真（撮影2014.11.24）

　ストック（アラセイトウ紫羅蘭花）の花期は冬から春とされていますが、四季咲きのものも見られます。秋に大阪服部緑地公園を花散歩していると、薄紅色のストックの花が咲いていました（撮影2014.11.24）。大阪服部緑地公園に咲く薄紅色のストックの花は、中央の八重咲のものと右側の一重咲きのものが並んでいました。右側の一重のものはアブラナ科の花らしく4枚の花弁がよくわかります。

冬の山下公園に咲く薄紫色のストック花写真（撮影2015.12.27）

　ストックTenweek Stockの花は2.5cm～3cm程で、アブラナ科特有の4枚の十字花の花弁の花（紫色、白色、赤色）をつけます。ストックの花はがく片4、花弁4、雌蕊1、雄蕊6ですが、八重咲のものも多いです。冬に山下公園を花散歩していると、薄紫色の八重咲のストックの花が噴水を背景に咲いていました（撮影2015.12.27）。

《アブラナ科アラセイトウ属ストック・アラセイトウ紫羅蘭花Matthiola incana の花情報》　　

植物名	アラセイトウ属ストック（アラセイトウ）　漢字　紫羅蘭花　英語　Tenweek Stock　中国語紫罗兰花
学名	Matthiola incana　Matthiola longipetala 他
科名	アブラナ科　Brassicaceae
属名	アラセイトウ属　Matthiola
花期	早春花　春の花　冬の花
花色	紫色花　白色花
原産	南ヨーロッパ
観察地	大阪市　横須賀市　横浜市　鎌倉市　東京都　他
特徴	双子葉、草本、アブラナ科、高さ50m、種子で増える、南ヨーロッパ原産、アラセイトウ属、多年生草本（1年生草本）、十字花、花弁は4枚、花色は紫色（白色）、無限花序（総状花序）虫媒花、香りが良い花、長期間楽しめる（英語でTenweek Stock）、野生の花は一重（十字花）八重咲きも好まれる（結実はしない）、花期は冬から春（12月～5月）、日照を好む、
利用	花壇、植え込み、切り花、鉢植え、香り花、薬草（紫罗兰花）、茶（紫罗兰花茶）、他
意味	Tenweek Stock＝10週間保つ花（長期間ストックできる花）の意味　学名Matthiola＝アラセイトウ属 incana＝「灰白色の」意味、ストックの葉が細かな毛で覆われて灰白色に見えることから名付けられた属名Matthiola＝named after 16th-century naturalist Pietro Andrea Mattioli＝Mattioli氏の名から種名incana＝Specific epithet means hairy or gray-white in reference to plant leaves

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《アラセイトウ属ストック・アラセイトウ紫羅蘭花Matthiola incanaの花写真・観察地図》

大阪中之島日本銀行前に咲く紫色のストックの花写真（撮影2011.11.29）

　アブラナ科アラセイトウ属ストック（アラセイトウ紫羅蘭花Tenweek Stock Matthiola incana）は南ヨーロッパ原産の植物です。ストックは英語ではTenweek Stock（10週間保つ花）と呼ばれ、長い期間楽しめる花として知られています。日本ではスットックの花は、冬から春の長い期間咲き続けます。初冬に大阪中之島を花散歩していると、日本銀行前に紫色のストックの花が咲いていました（撮影2011.11.29）。園芸用のストックの花は八重のものが多いですが、元々はアブラナ科特有の十字花（花弁4枚）です。上の写真の中で2株ほど八重でない（十字花）の花が咲いていますが、分かるでしょうか？

正月の港の見える丘公園を飾る色とりどりのストック花写真（撮影2014.1.1）

　ストック（アラセイトウ紫羅蘭花Tenweek Stock Matthiola incana）はアラセイトウ属Matthiolaで、南ヨーロッパを中心に48種から50種程が知られています。アラセイトウ属の属名はMatthiolaで、Matthiola＝named after 16th-century naturalist Pietro Andrea Mattioli＝16世紀のイタリアの自然科学者、Mattioli氏の名から付けられています。正月に横浜港の見える丘公園を花散歩していると、色とりどりのストックの花が展望台を飾っていました（撮影2014.1.1）。

《アラセイトウ属ストック・アラセイトウ紫羅蘭花Matthiola incanaの花写真・観察地図》

雪の元町公園に咲く葉が銀白色の毛で覆われたストックの花写真（撮影2014.2.9）

　ストック（アラセイトウ紫羅蘭花Tenweek Stock Matthiola incana）の種名incana＝Specific epithet means hairy or gray-white in reference to plant leaves＝「灰白色の」意味、ストックの葉が、細かな毛で覆われて「灰白色」に見えることから名付けられました。雪の横浜元町公園を花散歩していると、葉が銀白色の毛で覆われたストックが観察できました（撮影2014.2.9）。葉が銀白色の毛で覆われたストックは、寒い頃にその特徴が分かりやすいようです。

横浜アメリカ山公園に咲く薄紅色のストックの花写真（撮影2012.11.28）

　初冬に横浜山手にある、アメリカ山公園を花散歩していると、薄紅色のストックの花が咲いていました。ストックの花は冬から春の長い期間無限花序（総状花序）の花を次々に咲かせます。薄紅色のストックの花も爽やかですね。ストックの花は香りも良いです。薄紅色のストックの花が咲いていた、横浜アメリカ山公園は2013年3月16日から西武線、東武線、東急線、東京メトロ線等が直接乗り入れる元町中華街駅の屋上にある眺めの良い公園です。

横浜赤レンガ倉庫前に咲く一重咲きのストックの花写真（撮影2012.4.2）

　春爛漫の4月に横浜赤レンガ倉庫前を花散歩していると、一重咲きのストックの花が咲いていました（撮影2012.4.2）。園芸用のストックは八重咲きのものが多いですが、一重のものが並んでいるのは珍しいです。野生のストックは全て一重咲きですが、ストックの一重咲きはオオアラセイトウの花と似ていますね。ストックもオオアラセイトウも同じアブラナ科で、十字花（花弁が4枚）が特徴です。一重のストックは香りが一段と良いように感じます。

横浜イタリア山庭園ブラフ18番館前に咲く白色のストックの花写真（撮影2013.1.6）

　正月に横浜山手にあるイタリア山庭園庭園を花散歩していると、白色のストックの花が咲いていました。白色のストックの花は、八重でしたが香りが良かったです。ストックの学名はMatthiola incanaですが、Matthiola＝アラセイトウ属を示し、incana＝「灰白色の」の意味です。incana＝「灰白色の」は葉に毛があり灰白色に見えることから付けられています。上の写真で葉が灰白色に見えるでしょうか？白色のストックの花も上品で清々しく見えます。白色のストックの背景の建物はブラフ18番館で、無料で見学できるおしゃれな洋館です。

《アラセイトウ属ストック・アラセイトウ紫羅蘭花Matthiola incanaの花写真・観察地図》

横浜馬車道東京藝大前に咲く濃い紫色のストックの花写真（撮影2012.11.4）

　秋に横浜馬車道を花散歩していると、重厚な石造りの東京藝大大学院前に濃い紫色のストックの花が咲いていました（撮影2012.11.4）。濃い紫色のストックの花は重厚な石造りの東京藝大大学院映像研究科の建築物に映えます。横浜馬車道は横浜開港当時からのモダンな通りで、古い建築物を眺めながらの花散歩も楽しいです。

横須賀大津公園に咲く赤いストックの花写真（撮影2008.1.28）

　冬に横須賀大津公園付近を花散歩していると、赤色のストックの花が咲いていました（撮影2008.1.28）。ストックの花は紫色系が多いですが、赤色のストックの花も良いですね。三浦半島にある横須賀市は冬でも温暖で、この時期早春の花が咲きだします。

横浜開港広場に咲く紫色のストックの花写真（撮影2013.2.4）

　横浜開港広場は、日本の開港の歴史を刻む場所です。横浜開港広場は横浜港にある、横浜大桟橋国際旅客ターミナル前にある広場です。立春の日に横浜開港広場を花散歩していると、紫色のストックの花が咲いていました（撮影2013.2.4）。ストックの花が咲いているこの場所で、日本の針路を決めた日米和親条約が結ばれました。

　冬に横浜中華街を花散歩していると、パンダのクッションなどが並ぶチャイナタウン80近くに赤色のストックの花が咲いていました（撮影2013.1.15）。赤色のストックの花は横浜中華街に似合います。横浜の街はどの時代にも外国文化を旺盛に取り入れて、発展してきました。赤色のストックの花は、日中友好の印のようにも見えます。

《アラセイトウ属ストック・アラセイトウ紫羅蘭花Matthiola incanaの花写真・観察地図》

横浜山手公園テニスコートに咲くストックの花写真（撮影2012.12.5）

　山手公園テニスコートは、日本でのテニス発祥の地です。横浜山手公園を花散歩していると、テニスコートにストックの花が咲いていました。戦争中テニスコートの名は敵国語として消えましたが、庭球場と言う名で辛うじて残ったそうです。愚かな時代があったのですね。

横浜グランモールに咲くピンク色のストックの花写真（撮影2012.12.31）

　暮れに横浜みなとみらいにある横浜グランモールを花散歩していると、ピンク色のストックの花が咲いていました（撮影2012.12.31）。八重咲きの薄いピンク色のストックの花も華やかですね。ストックの花は様々な色と香り、花の形で私達を楽しませてくれます。一重咲きのストックの花を見ると、ハマダイコンの花に似ているのがおもしろいですね。ストックの花はこれから、5月ごろまで楽しむことができます。

　アブラナ科アラセイトウ属ストック（アラセイトウ紫羅蘭花Tenweek Stock Matthiola incana）は南ヨーロッパ原産の植物です。ストックの香りが良く上品な花は世界中で親しまれている花です。ストックの花は11月から5月までの冬から春の長い期間楽しめる花なので、冬から春の花散歩には欠かせない植物です。また、ストックと同じアブラナ科のナノハナと同じ部分と異なる部分を、観察してみるのもおもしろいです。このページの中で皆様が気に入ったストック（アラセイトウ紫羅蘭花）の花写真が、一枚でもあれば幸いです。　

　ストック（アラセイトウ紫羅蘭花）花散歩楽しんでもらえたでしょうか？ストックの気品ある紫色、白色、赤色の花は、冬から春の長い期間楽しめる植物です。皆様もこのページの地図を片手にストック花散歩を楽しんでください。ストック花散歩を楽しめば、体も心もリフレッシュできそうです。なお資料写真の背景がボケていますが、ストックの花が主役ですのでお許し下さい。よろしかったらオオシマザクラ花散歩も眺めていってください。