クサボタン花散歩

クサボタンの釣鐘状の花は秋風に揺れます・クサボタンの可愛らしい花は夏から秋の花散歩の楽しみ

　キンポウゲ科センニンソウ属クサボタン（草牡丹Kusabotan Clematis stans 他）は日本が原産の双子葉、多年性、植物です。クサボタンの花は、キンポウゲ科特有の花でがく片4、花弁なし、雌蕊多数（多心皮）、雄蕊多数です。クサボタンの可愛らしい花は河原や草原を華やかに飾ります。クサボタンをクサボタン花写真、クサボタン花観察地図、クサボタン花情報でお楽しみ下さい。

《キンポウゲ科センニンソウ属クサボタン草牡丹Kusabotan Clematis stans 他花写真・花観察地図》

　キンポウゲ科センニンソウ属クサボタン（草牡丹Kusabotan Clematis stans 他）は日本が原産の双子葉、多年性、植物です。クサボタンはセンニンソウ属には珍しく直立して約1m程の高さに育ちます。初秋に上高地にある河童橋近くを花散歩していると、梓川河畔にクサボタンClematis stansの薄紫色のかわいらしい花が咲いていました（撮影2013.8.29）。

　クサボタン（草牡丹Kusabotan Clematis stans 他）の花は、キンポウゲ科特有の花でがく片4、花弁なし、雌蕊多数（多心皮）、雄蕊多数です。クサボタンの可愛らしい花は河原や草原を華やかに飾ります。初秋に上高地を花散歩していると、穂高連峰の山々を背景に釣鐘状のクサボタンの花が涼しげに咲いていました（撮影2013.8.29）。

《キンポウゲ科センニンソウ属クサボタン草牡丹Kusabotan Clematis stans 他の花情報》

植物名	キンポウゲ科センニンソウ属　漢字　草牡丹　英語　　中国語
学名	Clematis stans　他
科名	キンポウゲ科
属名	センニンソウ属　Clematis
花期	夏の花　秋の花
花色	白色花　紫色花
原産	日本（高原、河原、草地）
観察	長野県、岐阜県　他
特徴	双子葉、蔓性、多年草、キンポウゲ科、センニンソウ属、種子、種子で増える、直立葉は3出複葉、花期夏～秋、花色、白色、紫色他、花は多心皮、がく片4、花弁なし、雌蕊多数、雄蕊多数、花期後綿毛に覆われた果実、観賞用、鉢植え、アーチ、薬草、漢方薬
利用	観賞用、庭園、鉢植え、観賞用、鉢植え、アーチ、薬草、漢方薬
意味	属名Clematis＝name from Greek word 'klema'(climbing) ＝古代ギリシャ語「這い上がる」の意味種名stans＝name from Latin meaning 'stand'＝ラテン語で「立つ」の意味

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《キンポウゲ科センニンソウ属クサボタン草牡丹Kusabotan Clematis stans 他花写真・花観察地図》

　クサボタン（草牡丹）は多年草で冬は根茎で冬を越し春から初夏に直立した茎を伸ばし、対生3出複葉の葉を付けます。クサボタンの名は葉がボタンに似ているためと言われています。夏に上高地ウエストン碑近くを花散歩していると、クサボタンの対生3出複葉の葉と咲きだした花が観察できました（撮影2016.7.29）。

梓川の河原に咲くクサボタンの花と実写真（撮影2016.7.29）

　クサボタン（草牡丹Kusabotan Clematis stans 他）は、花期後綿毛に覆われた果実（痩果）を付けます。夏に梓川の河原を花散歩していると、クサボタンの花と綿毛に覆われた果実（痩果）が観察できました（撮影2016.7.29）。

《キンポウゲ科センニンソウ属クサボタン草牡丹Kusabotan Clematis stans 他花写真・花観察地図》

　クサボタン（草牡丹Kusabotan Clematis stans 他）は日本の固有種で、江戸時代にシーボルトが世界に紹介しています。クサボタンの実は、センニンソウ属の一般的な実と同じで長い毛で覆われています。梓川の河原に稔るクサボタンの果実も、長い毛で覆われていました（撮影2013.8.29）。

　クサボタン（草牡丹）はキンポウゲ科センニンソウ属の植物でセンニンソウ属Clematisの植物は世界中で250種類以上が知られています。センニンソウ属の属名Clematis＝name from Greek word 'klema'(climbing) ＝古代ギリシャ語「這い上がる」の意味です。センニンソウ属Clematisの植物は一般的につる性で、「這い上がる」の名が付けられています。夏の終わりに梓川の河原を花散歩していると、クサボタンの可愛らしい花蕾と釣鐘状の花が観察できました（撮影2019.8.22）。

梓川の河原で直立して咲くクサボタン花写真（撮影2016.7.29）

　クサボタン（草牡丹Kusabotan Clematis stans）の種名stans＝name from Latin meaning 'stand'＝ラテン語で「立つ」の意味です。クサボタンは他の一般的なセンニンソウ属の植物と異なり直立して高さ1m程に生育します。梓川の河原で「直立」して咲くクサボタンの花が観察できました（撮影2016.7.29）。

　クサボタン（草牡丹Kusabotan Clematis stans）は虫媒花で筒状の花が特徴です。クサボタンの花（がく片）は筒状で先端が4裂して巻いています。夏にクサボタンの花を眺めていると、ハチがクサボタンの巻いたがく片にぶら下がり蜜を吸っているのが観察できました（撮影2012.8.14）。クサボタンの筒状で巻いている花構造が、昆虫が花粉を運びやすい仕組みであることがよくわかります。

《キンポウゲ科センニンソウ属クサボタン草牡丹Kusabotan Clematis stans 他花写真・花観察地図》

ウエストン碑近くに咲くクサボタン花写真（撮影2016.7.29）

田代池近くに咲くクサボタン花蕾はこれから開いて行きます

梓川の河原に咲くクサボタンの花と蜂写真（撮影2019.8.22）

梓川の河原に咲くクサボタンの花と蜂は良きパートナーです

上高地梓川河畔に咲くクサボタンのがく片のカールはお洒落です

　キンポウゲ科センニンソウ属クサボタン（草牡丹Kusabotan Clematis stans 他）は日本が原産の植物です。クサボタンの可愛らしい花は、夏の河原や高原を美しく飾ります。クサボタンの可愛らしい花は、夏の高原花散歩に欠かせない植物です。同じキンポウゲ科のクレマチスアルピナの花と同じ部分と、異なる部分を観察してみるのもおもしろいです。このページの中で皆様が気に入ったクサボタンの花写真が、一枚でもあれば幸いです。

　クサボタン花散歩楽しんでもらえたでしょうか？クサボタンの夏から秋に咲く可愛らしく華やかな花は、高原花散歩の楽しみです。皆様もこのページの地図を片手にクサボタン花散歩を楽しんでください。クサボタン花散歩を楽しめば、体も心もリフレッシュできそうです。またクレマチス属の植物は多少毒はありますが、世界中で薬草（漢方薬）として利用されてきました。なお資料写真の背景がボケていますが、クサボタンの花が主役ですのでお許し下さい。よろしかったらビョウヤナギ花散歩、カルミア花散歩も眺めていってください。