スイレン花散歩

スイレンの涼し気な花は夏の湖沼を飾ります・スイレンの花は夏の花散歩の楽しみ

　スイレン科スイレン属（睡蓮Water Lily Nymphaea tetragona他）は世界中に分布する双子葉、多年生、水生草本です。スイレンの花色は赤色、薄紅色、白色、黄色、青色他で香りの良いものもあります。スイレンの花はがく片4、花弁5枚以上、雄蕊多数です。スイレンの雌蕊は多数の心皮が集合して1個の雌蕊を構成し柱頭盤を形成し、柱頭盤には心皮数の柱頭があります。スイレンは地下茎、茎、葉、花、種子などが食用、医薬品などとして多方面で利用されています。スイレンをスイレン花写真、スイレン花観察地図、スイレン花情報でお楽しみ下さい。

《スイレン科スイレン属睡蓮Water Lily Nymphaea tetragona他花写真・花観察地図》

北海道大沼公園に自生するスイレンの花写真（撮影2021.8.25）

　スイレン属（Nymphaea）は世界中に分布する双子葉、多年生、水生草本です。スイレン属の植物は世界中に50種程が知られていますが、日本に自生するスイレン属の植物はヒツジグサ（Nymphaea tetragona他）だけです。夏に北海道大沼国定公園を花散歩していると、純白のヒツジグサが観察できました（撮影2021.8.25）。

志賀高原睡蓮沼に自生するスイレンの花写真（撮影2008.8.18）

　スイレン（睡蓮）の花期は日本では夏から初秋で、日本に自生するヒツジグサ（Nymphaea tetragona他）の花色は白色です。夏に志賀高原蓮池を花散歩していると、純白のヒツジグサの花が観察できました（撮影2008.8.18）。

《スイレン科スイレン属睡蓮Water Lily Nymphaea tetragona他の花情報》

花の名前	スイレン属　漢字　睡蓮　英語　Water Lily　中国語　睡莲
学名	Nymphaea tetragona　他
科名	スイレン科　Nymphaeaceae
属名	スイレン属　Nymphaea
花期	夏の花
花色	赤色花　白色花　黄色花　青色花　他
原産	世界各地（熱帯、亜熱帯、温帯、亜寒帯、寒帯）
観察	横浜市、鎌倉市、横須賀市、東京都、京都府、北海道、台北市、北京市、ホノルル市、他
特徴	双子葉、多年生、水生、草本、スイレン属、種子、地下茎で増える、湖沼の泥沼生育葉は円形、花期夏、花色赤色、白色、青色、がく片4、花弁5～多数雄蕊多数、雌蕊は多数の心皮が集合、食用、薬用、漢方薬等利用多
利用	観賞用、水質浄化、食用、医薬品、他
意味	スイレン＝睡蓮　睡蓮＝睡莲（中国語）、Water Lily（英語）＝水上のユリ属名Nymphaea＝name from Latin "Nymph"＝古代ラテン語で「妖精」の意味種名tetragona＝from the Greek 'tetra' meaning four and 'gona' meaning 'angled'

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《スイレン科スイレン属睡蓮Water Lily Nymphaea tetragona他花写真・花観察地図》

　スイレン（Water Lily）は熱帯から寒帯まで世界中に分布していますが、熱帯地方には熱帯スイレンが観察できます。熱帯スイレンは葉が鋸葉で花茎が水面から出ているものが多いようです。オアフ島ワイキキビーチを花散歩していると、紫色の熱帯スイレンの花が観察できました（撮影2005.7.22）。

　スイレン属（Nymphaea）は世界中に50種程が知られていますが、花色は白色、黄色、赤色、紫色、青色などです。真冬に台北市にある台北植物園を花散歩していると、紫色の熱帯スイレンの花が観察できました（撮影2008.1.04）。

《スイレン科スイレン属睡蓮Water Lily Nymphaea tetragona他花写真・花観察地図》

東京夢の島熱帯植物館に咲くスイレンの花写真（撮影2019.7.26）

　スイレン（睡蓮）は世界中に50種程が知られていますが、スイレン属の属名Nymphaea＝name from Latin "Nymph"＝古代ラテン語で「妖精」の意味です。スイレンの花は世界中で愛され、「妖精」のような美しさがあります。夏に東京夢の島熱帯植物館を花散歩していると、白色の涼し気なスイレンの花が観察できました。

北京市頤和園に咲く赤色のスイレンの花写真（撮影2011.9.28）

　日本語のスイレン（睡蓮）の名は、古代から文化交流のある中国語の（睡莲）から来ています。中国では、赤色のスイレンが好まれているようです。秋に北京市頤和園を花散歩していると、赤色のスイレンの花が観察できました（撮影2011.9.28）。

　ヒツジグサ（Nymphaea tetragona他）の種名tetragona＝from the Greek 'tetra' meaning four and 'gona' meaning 'angled'＝古代ギリシャ語で「四角」の「茎」を表します。ヒツジグサの茎は他のスイレン属の茎に比べ四角いようです。夏の終わりに北海道大沼公園を花散歩していると、一面の白色のヒツジグサの花が観察できました（撮影2021.8.25）。

　スイレン（Water Lily）の花はがく片4、花弁5枚以上、雄蕊多数です。スイレンの雌蕊は多数の心皮が集合して1個の雌蕊を構成し柱頭盤を形成し、柱頭盤には心皮数の柱頭があります。初夏に観音崎公園を花散歩していると、赤色のスイレンの花の柱頭盤には心皮数の柱頭があるのが観察できました（撮影2015.5.14）。

《スイレン科スイレン属睡蓮Water Lily Nymphaea tetragona他花写真・花観察地図》

奈良市ならまちの水面から顔を出したスイレンの花蕾のがく片は4枚でした

沖縄東南植物楽園に咲く熱帯スイレンの花写真（撮影2017.1.24）

鎌倉極楽寺の薬鉢に咲くスイレンの花写真（撮影2014.6.14）

鎌倉極楽寺の忍性が鎌倉時代に製薬事業で利用した薬鉢に咲くスイレンの花蕾は気高く清々しいです

　スイレン科スイレン属（睡蓮Water Lily Nymphaea tetragona他）は世界中に分布する双子葉、多年生、水生草本です。スイレンの上品で涼し気な花は、夏の庭園や花鉢を豪華に飾ります。スイレンの花は比較的長く楽しめるので夏の花散歩には、欠かせない植物です。同じ水生植物のハスの花と同じ部分と、異なる部分を観察してみるのもおもしろいです。このページの中で皆様が気に入ったスイレンの花写真が、一枚でもあれば幸いです。

　スイレン花散歩楽しんでもらえたでしょうか？スイレン（睡蓮）の涼し気な花は、夏の花散歩の楽しみです。皆様もこのページの地図を片手にスイレン（睡蓮）花散歩を楽しんでください。スイレン（睡蓮）花散歩を楽しめば、体も心もリフレッシュできそうです。またスイレン（睡蓮）は食品や医薬品としても、古代から世界中で活用されています。スイレン（睡蓮）の花は世界中から愛されている花のようですね。なお資料写真の背景がボケていますが、スイレン（睡蓮）の花が主役ですのでお許し下さい。よろしかったキョウチクトウ花散歩も眺めていってください。