アナベル花散歩

アナベルの素朴で涼しげな花は庭園や街路を飾ります・アナベルは初夏、梅雨の花散歩の楽しみ

　アジサイ科アジサイ属アナベル（雪山八仙花Annabelle Hydrangea arborescens 他）は北アメリカ原産の双子葉、落葉性、小低木（潅木）です。アナベルは花に見える部分はがく片で、中心に小さな両性花があります。アナベルの花はがく片が大きく、花弁は目立ちません。アナベルのがく片は4（1.4～2.4cm）、花弁4～5（2～4mm）です。アナベルの花の花柱は3、雄蕊10です。アナベルをアナベル花写真、アナベル花情報でお楽しみ下さい。

《アジサイ科アジサイ属アナベル雪山八仙花Annabelle Hydrangea arborescens の花写真・花観察地図》

新港中央広場に咲く黄緑色のアナベルの花写真（撮影2018.5.28）

　アナベル（雪山八仙花）は北アメリカ原産の双子葉、落葉性、小低木（潅木）です。アナベルの園芸品種は1m～2m程ですが、原種のアナベルは3m近くなるものもあります。初夏に新港中央広場を花散歩していると、少し黄緑色のアナベルの花が咲いていました（撮影2018.5.28）。新港中央広場に咲く黄緑色のアナベルの花は涼しげです。

横浜海岸通に咲く赤色のアナベルの花写真（撮影2019.6.20）

　アナベル（Annabelle）の花色は白色、黄緑色が多く稀に赤色、青色などがあります。梅雨の晴れ間に横浜海岸通を花散歩していると、赤色（薄紅色）アナベルの花が白色のものに混じって咲いていました（撮影2019.6.20）。横浜海岸通に咲く、赤色のアナベルの花も綺麗です。

山下公園に咲く青色赤色のアナベルの花写真（撮影2018.5.28）

　アナベル（Hydrangea arborescens 他）の花期は、初夏から夏の梅雨時です。梅雨時に咲くアナベルの花は、普通のアジサイの花に比べ小さく可愛らしいです。初夏の山下公園に咲く青色と赤色のアナベルの花も可愛らしく見えます（撮影2018.5.28）。

　アナベル（Smooth Hydrangea）の花期は初夏から梅雨時ですが、白色から緑色に変化したがく片は夏まで楽しむことができます。6月下旬に横浜マリンウオークを花散歩していると、がく片が白色から緑色に変化したアナベルの花を楽しむことができました。緑変したアナベルの花も涼しげに見えます（撮影2021.6.29）。

《アジサイ科アジサイ属アナベル雪山八仙花Annabelle Hydrangea arborescensの花情報》

植物名	アジサイ属アナベル　漢字　雪山八仙花　英語Smooth Hydrangea　中国語　雪山八仙花
学名	Hydrangea arborescens 他
科名	アジサイ科
属名	アジサイ属　Hydrangea
花期	初夏の花
花色	白色花、青色花、赤色花
原産	北アメリカ（米国東部）
観察地	横浜市、鎌倉市、小田原市、東京都、横須賀市、京都市、奈良市、下田市、他
特徴	双子葉、落葉、小低木、挿し木で増える、アジサイ科、アジサイ属、成長すると約1m～2m、葉は楕円花期初夏、花房直径10cm～20cm、花色は白色他、がく片4（1～1.5cm）、花弁4～5（2～4mm）花柱3、雄蕊10、庭木、庭園、観賞用、切り花、植え込み、花鉢、
利用	鑑賞、絵画、庭園、切り花、庭木、植え込み、公園、花鉢、
意味	アナベル＝Annabelle、Smooth Hydrangea、中国語＝雪山八仙花（雪山のようなアジサイ）属名Hydrangea＝hydros（水の）＋ aggos（器）＝古代ラテン語で「水瓶」を表す種名arborescens＝from Latin meaning 'becoming tree-like'＝古代ラテン語「木になる」の意味

サイト内の検索は下のカスタム検索を利用ください（例：初夏の花）

《アジサイ科アジサイ属アナベル雪山八仙花Annabelle Hydrangea arborescens の花写真・花観察地図》

イングリッシュローズガーデンに咲くアナベルの花写真（撮影2013.6.24）

　アナベル（Smooth Hydrangea）の花に見える部分はがく片で、中心に小さな両性花があります。アナベルの花はがく片が大きく、花弁は目立ちません。アナベルのがく片は4（1.4～2.4cm）、花弁4～5（2～4mm）です。初夏に横浜イギリス館に隣接したイングリッシュローズガーデンを花散歩していると、白色の爽やかなアナベルの花が観察できました（撮影2013.6.24）。

アメリカ山公園に咲く赤色のアナベルの花写真（撮影2015.6.10）

　アナベル（雪山八仙花）は花期後実（蒴果）ができますが、一般的には挿し木で増やします。近年アナベルの品種も改良が重ねられ、様々な品種が造られています。初夏に横浜アメリカ山公園を花散歩していると、濃い赤色のアナベルの花が観察できました（撮影2015.6.10）。

《アジサイ科アジサイ属アナベル雪山八仙花Annabelle Hydrangea arborescens の花写真・花観察地図》

　アナベルアジサイは北アメリカ大陸東部が原産で、英語でAnnabelle、Smooth Hydrangea（滑らかなアジサイ）などと呼ばれます。これはアジサイに比べ葉の表面が滑らかであるここから来ています。初夏に上野不忍池畔を花散歩していると、蓮池を背景に白色のアナベルの花が咲いていました（撮影2016.6.28）。不忍池畔に咲くアナベルの花は、涼しげに見えました。

横浜山手エリスマン邸に咲くアナベルの花写真（撮影2017.6.12）

　アナベルはアジサイ科アジサイ属の植物ですが、アジサイ属の植物は世界中に70～75種程が知られています。アジサイ属の属名Hydrangea＝hydros（水の）＋ aggos（器）＝水瓶を表しています。アジサイ属の植物は、水の多い環境を好みます。梅雨時に横浜山手エリスマン邸を花散歩していると、白色の涼しげなアナベルの花が咲いていました。

　アナベルの種名arborescens＝from Latin meaning 'becoming tree-like'＝古代ラテン語「木の様になる」の意味です。アナベルの原種は高さ3m程にもなる、低木のものがあります。アジサイは一般的に低木（灌木）のものが多いですが、「木の様になる」アナベルを見てみたいです。梅雨時に鎌倉御霊神社を訪問すると、白色のアナベルの花が見頃でした（撮影2014.6.16）。

羽田空港第3ターミナルに咲くアナベルの花写真（撮影2017.6.12）

　アナベル（Annabelle）はアジサイ科の植物ですが、葉は比較的大きく対生です。アナベルの葉はアジサイに比べ表面がスムーズで光沢はありません。初夏に羽田空港第3ターミナルを花散歩しているとピンク色のアナベルの花と対生の葉が観察できました（撮影2017.6.12）。

《アジサイ科アジサイ属アナベル雪山八仙花Annabelle Hydrangea arborescens の花写真・花観察地図》

夏の長野県茅野駅前に咲くアナベルの花は夏の陽に輝きます

羽田空港第1ターミナルに咲く緑色のアナベルの花写真（撮影2016.6.20）

羽田空港第1ターミナルに咲く緑色のアナベルの花も綺麗です

横浜フランス山公園に咲くアナベルの花写真（撮影2017.6.12）

《アジサイ科アジサイ属アナベル雪山八仙花Annabelle Hydrangea arborescens の花写真・花観察地図》

横浜マリンタワー前に咲くアナベルの花写真（撮影2013.6.1）

横浜マリンタワー前に咲く黄緑色のアナベルの花も涼しげです

鎌倉東慶寺に咲く黄緑色のアナベルの花写真（撮影2014.6.16）

港の見える丘公園に咲くアナベルの花蕾写真（撮影2013.5.27）

横浜赤レンガ倉庫前に咲くアナベルの花写真（撮影2019.7.2）

　アジサイ属アナベル（雪山八仙花Annabelle Hydrangea arborescens 他）は北アメリカ原産の植物です。アナベルの涼しげで爽やかな花は、世界中の人々から親しまれています。アナベルの花は初夏、梅雨時の花散歩には欠かせない植物です。アナベルと同じアジサイ科のアジサイと同じ部分と異なる部分を観察してみるのもおもしろいです。このページの中で皆様が気に入ったアナベルの花写真が、一枚でもあれば幸いです。

　アナベル花散歩楽しんでもらえたでしょうか？アナベルの白色の涼しげで爽やかな花は、初夏、梅雨時の花散歩の楽しみです。皆様もこのページの地図を片手にアナベル花散歩を楽しんでください。アナベル花散歩を楽しめば、体も心もリフレッシュできそうです。なお資料写真の背景がボケていますが、アナベルの花が主役ですのでお許し下さい。よろしかったらハナショウブ花散歩も眺めていってください。