シンビジウム花散歩

冬から春に咲くシンビジウムの華やかな花・シンビジウムの花は冬から春の花散歩の楽しみ

　ラン科シンビジウム属シンビジウム（大花惠蘭 Boat Orchid Cymbidium sp.）は東アジアが原産の単子葉、常緑、多年草です。シンビジウムは、主に種子、バルブ（偽鱗茎）で増えます。冬から春に咲くシンビジウムの美しい花は庭先や窓辺、室内を明るく飾ります。シンビジウムの葉は、バルブの基部から線状の長い葉を付けます。シンビジウムの花はラン科特有の花で、花弁6（外花被片3、内花被片3）です。シンビジウムをシンビジウム花写真、シンビジウム花観察地図、シンビジウム花情報でお楽しみ下さい。

★ラン科シンビジウム属シンビジウム大花惠蘭 Boat Orchid Cymbidium sp.花写真・花観察地図★

　シンビジウムCymbidiumは東アジアが原産の単子葉、常緑、多年草です。シンビジウムは、主に種子、バルブ（偽鱗茎）で増えます。冬から春に咲くシンビジウムの美しい花は庭先や窓辺、室内を明るく飾ります。春に穴守稲荷神社近くを花散歩していると、鉢植えの紫色のシンビジウムの花が咲いていました（撮影2015.3.23）。鉢植えのシンビジウムを真冬は室内の涼しい玄関内などで楽しみ、春先に鉢を室外に出すと、長い間シンビジウムの花を楽しむことができます。

　シンビジウムCymbidiumの花色は多彩で、白色、赤色、黄色、紫色、紅色、緑色、オレンジ色、茶色、他があります。シンビジウムの花色は品種改良によって、日々創出されています。暮れに横浜そごうで開催される横浜蘭展に行くと、薄紅色のシンビジウムの花が展示されていました（撮影2013.12.28）。横浜蘭展に咲く薄紅色のシンビジウムの花は華やかに見えます。

香川県園芸総合センターに咲くシンビジウム花写真（撮影2018.4.10）

　シンビジウム（大花惠蘭 Boat Orchid Cymbidium sp.）の花期は冬から春で、比較的長い期間楽しめるラン科の植物です。シンビジウムは比較的暑さ寒さにも強く、鉢植えや露地栽培にも適した植物です。春に高松空港に隣接する香川県園芸総合センターを訪問すると、紫色のシンビジウムの花が咲いていました（撮影2018.4.10）。

《ラン科シンビジウム属シンビジウム大花惠蘭 Boat Orchid Cymbidium sp.の花情報》　

植物名	ラン科シンビジウム属シンビジウム　漢字　大花惠蘭　英語 Boat Orchid　中国語　大花惠蘭
学名	Cymbidium mastersii　Cymbidium eburneum　Cymbidium erythrostylum 　Cymbidium sp.　他　約50種
科名	ラン科　Orchidaceae
属名	シンビジウム属　Cymbidium
花期	冬の花　早の春　春の花
花色	白色　赤色　黄色　紫色　紅色　緑色　オレンジ色　茶色　他
原産	東アジア
観察	台湾、沖縄、中国、横浜、東京、鎌倉、京都、　他
特徴	ラン科、種子、バルブ（偽鱗茎pseudobulb）で増える、単子葉、常緑、多年草、バルブ（偽鱗茎）で増える花期（1～4月）、花色（白、紫、紅、黄、緑、茶、他）、花弁6（唇弁1、側花弁2、側咢片2、背咢片1）、観賞用、鉢植え、ブーケ、飾り、生け花、他
利用	観賞用、鉢植え、ブーケ、飾り、生け花、食用、他
意味	シンビジウム＝Cymbidium 　英語＝Boat Orchid（舟蘭：唇弁の形状から）　中国語＝大花惠蘭属名Cymbidium＝The word Cymbidium Comes from Latin symba meaning a boat＝ラテン語で「舟」の意種名eburneum＝from Greek word means 'ivory like'＝古代ギリシャ語で「象牙色に似た」の意味

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《ラン科シンビジウム属シンビジウム大花惠蘭 Boat Orchid Cymbidium sp.花写真・花観察地図》

　シンビジウム（大花惠蘭）の花はラン科特有の花で、花弁6（外花被片3、内花被片3）です。シンビジウムの花期は一般的には冬から春です。暮れに新宿御苑内の大温室を花散歩していると、紫色のシンビジウムの花が咲いていました。シンビジュウムは温室など温暖な場所では、冬頃から咲き始めます。暮れの新宿御苑に咲くシンビジウムの花は、春まで楽しめます。

暮れの銀座通りに咲くシンビジウム花写真（撮影2015.12.30）

　シンビジウム（大花惠蘭）は、比較的低温に強いです。シンビジュウムは5℃以上の気温であれば、開花を維持できると言われています。暮れに東京銀座を花散歩していると、街路に置いた薄紫色のシンビジウムの花が元気に咲いていました（撮影2015.12.30）。暮れの銀座通りに咲く薄紫色のシンビジウムの花は、夕日に輝きます。

《ラン科シンビジウム属シンビジウム大花惠蘭 Boat Orchid Cymbidium sp.花写真・花観察地図》

羽田空港第2ターミナルに咲くシンビジウム花写真（撮影2013.12.28）

　シンビジウムCymbidiumは英語で、Boat Orchid（舟形蘭：唇弁の形状から）と言います。ラン科Orchidaceaeであるシンビジウムの花弁は6（唇弁1、側花弁2、側咢片2、背咢片1）ですが、蕾が船の様に見えます。クリスマスの頃に羽田空港第2ターミナルの到着出口にオレンジ色のシンビジウムの花が咲いていました（撮影2013.12.28）。羽田空港第2ターミナルに咲くシンビジウムの唇弁は赤色に縁取られていました。

クイーンズスクエアに咲くシンビジウム花写真（撮影2015.12.27）

　シンビジウム（大花惠蘭）は東アジアが原産の単子葉、常緑、多年草で葉は、バルブの基部から線状の長い緑色の葉を付けます。正月に美しい緑の葉と華やかな花を咲かせるシンビジウムは、暮れから正月の飾りに最適です。年末にクイーンズスクエアを花散歩していると、横に広がって咲く薄紅色のシンビジウムの花が咲いていました（撮影2015.12.27）。クイーンズスクエアに咲くシンビジウムの花はとても華やかです。

東京プリンスホテルロビーに咲くシンビジウム花写真（撮影2015.12.29）

　シンビジウムCymbidiumは、生け花やブーケにしても長持ちする花です。暮れに東京プリンスホテルロビーを歩いていると、白色から象牙色に見えるシンビジウムの花が生けられていました（撮影2015.12.29）。東京プリンスホテルロビーに咲く象牙色のシンビジウムの花は、とても豪華に見えました（撮影2015.12.29）。

　シンビジウムの属名Cymbidium＝The word Cymbidium Comes from new Latin 'symba' meaning a boat＝ラテン語で、「舟」の意味です。シンビジウムの英語名（Boat Orchid）と同じ意味です。クリスマスの頃に新宿御苑の大温室を花散歩していると、黄緑色で唇弁が赤色のシンビジウムの花が咲いていました（撮影2014.12.23）。新宿御苑に咲く黄緑色と赤色のシンビジウムの花は、クリスマスカラーに見えました。

《ラン科シンビジウム属シンビジウム大花惠蘭 Boat Orchid Cymbidium sp.花写真・花観察地図》

　シンビジウムCymbidiumの葉の付け根には、バルブ（偽鱗茎pseudobulb）があります。シンビジウムはバルブ（偽鱗茎pseudobulb）の株分けで、比較的簡単に増やすことができます。シンビジウムのバルブは栄養体なので、バルブで増やした場合、同じ色と形の花を咲かせます。暮れに横浜そごうで開催される横浜蘭展を見学していると、紅色のシンビジウムの花が咲いていました（撮影2015.12.27）。

　シンビジウムCymbidiumは冬から咲き始めますが、春の雛祭り頃まで十分楽しむことができます。春の雛祭りの頃にメルパルク横浜を訪問すると、雛飾りの横に薄紅色のシンビジウムの花が咲いていました（撮影2013.03.02）。雛人形と薄紅色のシンビジウムの花は、良く似合います。

　シンビジウムCymbidiumの中には、緑色の花を咲かせるものもあります。シンビジウムCymbidium属の和蘭のシュンラン（春蘭Cymbidium goeringii）も緑色の側弁を持っています。春にメルパルク横浜を訪問すると、黄緑色のシンビジウムの花が咲いていました（撮影2014.03.09）。メルパルク横浜に咲く黄緑色のシンビジウムの花は、清々しく見えました。

横浜山手ブラフ18番館に咲くシンビジウム花写真（撮影2014.3.09）

　春に咲くシンビジウムCymbidiumの花は、室内でも室外でも楽しむことができます。春に横浜山手にあるブラフ18番館を訪問すると、室外の窓辺にクリーム色のシンビジウムの花が咲いていました（撮影2014.3.09）。横浜山手ブラフ18番館に咲くシンビジウムの花は、春の陽光に輝いて見えました。

《ラン科シンビジウム属シンビジウム大花惠蘭 Boat Orchid Cymbidium sp.花写真・花観察地図》

シュンランに近い花色のシンビジウム花写真（撮影2015.12.27）

　シンビジウムCymbidiumは、世界中で栽培され品種改良されています。育種家の方々は様々な品種を掛け合わせ、新品種を創出しています。華やかな品種も素晴らしいですが、時には素朴な花色の品種に惹かれることもあります。横浜蘭展を見学していると、シュンラン（Cymbidium goeringii）に近い花色の素朴な花色のシンビジウムの花がありました（撮影2015.12.27）。

新宿御苑で4月に咲くシンビジウム花写真（撮影2015.4.24）

　シンビジウムCymbidiumは、4月になっても咲くことがあります。初夏の近い頃に新宿御苑の大温室を訪問すると、薄紫色のシンビジウムの花が咲いていました（撮影2015.4.24）。長い期間楽しめるシンビジウムの花は、冬から春の花散歩の楽しみです。

正月のメルパルク横浜に咲くシンビジウム花写真（撮影2014.1.1）

　ラン科シンビジウム属Cymbidiumは、52種程が知られていますが、その多くは地生ランで地上に根を下ろして生育します。シンビジウムは比較的栽培が容易で、長く花も楽しめるので人気があります。正月に山下公園に隣接するメルパルク横浜を訪問すると、薄紫色のシンビジウムの花が咲いていました（撮影2014.1.1）。冬場に華やかな花を咲かせるシンビジウムの花は、正月の花としても人気があります。

　シンビジウムCymbidiumは花色も花の形も様々で、長い期間楽しめる花です。横浜蘭展の蘭の花を眺めていると、紫色の豪華なシンビジウムの鉢植えがありました（撮影2015.12.27）。豪華な紫色のシンビジウムの鉢植えの花は、春先まで楽しめそうです。またシンビジウムは切り花や皿などに浮かべても長く楽しめる花なので、工夫してお楽しみください。なおシンビジュウムと同じラン科のコチョウランと同じ部分と異なる部分を比較してみるのも面白いです。

　シンビジウム花散歩を、楽しんでもらえたでしょうか？シンビジウムの美しい花は早春の窓辺や庭先を華やかに飾ります。シンビジウムの様々な花色の美しさは見事です。皆様もこのページの地図を片手に、シンビジウム花散歩を楽しんでください。シンビジウム花散歩を楽しめば、体も心もリフレッシュできそうです。なお資料写真の背景がボケていますが、シンビジウムの花が主役ですのでお許し下さい。よろしかったらクサトベラ花実葉散歩も眺めていってください。