ハコネウツギ花散歩

初夏の海岸や水際を華やかに飾るハコネウツギの花・ハコネウツギの花は初夏、梅雨の花散歩の楽しみ

　スイカズラ科タニウツギ属ハコネウツギ（箱根空木Japanese Weigela Weigela coraeensis 他）は日本が原産の双子葉、落葉、灌木です。ハコネウツギは主に、挿し木や種子で増えます。ハコネウツギの花は咲き始めは白色で、徐々に赤味を帯びて来ます。ハコネウツギの花はスイカズラ科特有の花で、がく片5、花弁筒状で合弁5裂、雌蕊1、雄蕊5です。ハコネウツギの美しく優雅な花は、世界中で人気です。ハコネウツギをハコネウツギ花写真、ハコネウツギ花観察地図、ハコネウツギ花情報でお楽しみ下さい。

★スイカズラ科タニウツギ属ハコネウツギ箱根空木Japanese Weigela Weigela coraeensis 他花写真★

京都嵯峨野野宮神社近くに咲くハコネウツギ花写真（撮影2016.5.19）

　ハコネウツギ（Japanese Weigela）は日本が原産の双子葉、落葉、灌木です。ハコネウツギの花は咲き始めは白色で、徐々に赤色味を帯びて来ます。初夏に京都嵯峨野にある野宮神社近くを花散歩していると、咲き始めの白色のハコネウツギの花がほのかに薄紅色に色づきだしている様子が観察できました（撮影2016.5.19）。京都嵯峨野野宮神社近くに咲くハコネウツギの花は、源氏物語の賢木に登場する斎宮（秋吉中宮）のように初々しく見えました。

初夏の函館駅前に咲くハコネウツギ花写真（撮影2015.6.2）

　ハコネウツギ（箱根空木）は北海道南部から九州南部に分布し、成長すると3m程になります。初夏に北海道南部にある函館駅前を花散歩していると、薄紅色に色づきだしたハコネウツギの花が咲いていました（撮影2015.6.2）。函館駅前に咲くハコネウツギの花は爽やかな花色で、初夏の陽光に輝いて見えます。

　ハコネウツギ（Weigela coraeensis 他）の北限は、北海道道南地方です。北海道函館市にある函館元町公園を花散歩していると、ハコネウツギの白色の蕾と赤色の色づいた花が観察できました。函館元町公園に咲くハコネウツギは、横浜で見かけるものより花が大型です。

初夏の横浜新杉田公園に咲くハコネウツギの花と蒴果写真（撮影2020.5.18）

　初夏の海岸や水辺、山際を優雅な花で飾るハコネウツギ（Japanese Weigela）の花は、初夏から梅雨時に咲く花です。ハコネウツギは主に、挿し木や種子で増えます。ハコネウツギは花期後実（蒴果：円柱形）を付けます。初夏に横浜新杉田公園を花散歩していると、紅白のハコネウツギの花と昨年結実した円柱形の実（蒴果）が観察できました（撮影2020.5.18）。

箱根関所跡に咲く三色のハコネウツギ花写真（撮影2021.6.18）

　ハコネウツギ（Weigela coraeensis 他）の花期は初夏で、花色は白色、薄紅色、赤色などです。ハコネウツギは咲きはじめは白色で薄紅色、赤色と変化して行きます。これは花弁の㏗が時間とともに変化する為です。初夏に箱根湖畔にある箱根関所跡近くの山中を花散歩していると、三色に変化するハコネウツギの花が観察できました（撮影2021.6.18）。

《スイカズラ科タニウツギ属ハコネウツギ箱根空木Japanese Weigela Weigela coraeensis 他の花情報》　

植物名	スイカズラ科タニウツギ属ハコネウツギ　漢字箱根空木　英語 Japanese Weigela　中国語　日本錦帯花
学名	Weigela coraeensis　Weigela amabilis　他
科名	スイカズラ科　Caprifoliaceae
属名	タニウツギ属　Weigela
花期	初夏花
花色	赤色花（赤色、赤紫色、紅色、ピンク色、朱色、白色、他）
原産	日本（北海道南部、本州、九州、四国、他）
観察	横浜、東京、鎌倉、横須賀、京都、大阪、奈良、函館、他
特徴	スイカズラ科、挿し木、種子で増える、双子葉、落葉、灌木、高さ3m、葉対生、卵円形花期（初夏）、花色（赤色、白色他）、がく片5、花弁合弁筒状5裂、雌蕊1、雄蕊5、花期後実（蒴果：円柱形）、観賞、庭園、街路、湖畔、河畔、沿岸、他
利用	観賞、庭園、街路、湖畔、河畔、沿岸、他
意味	ハコネウツギ＝箱根空木＝箱根のウツギ　中国語＝日本錦帯花＝日本のウツギ属名Weigela＝name from German Botanist Weigel＝ドイツの植物学者Christian Ehrenfried Weigelの名から種名coraeensis＝from the Latin word 'from Corea（from Korea朝鮮の）'＝ラテン語で「朝鮮の」の意味

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《スイカズラ科タニウツギ属ハコネウツギ箱根空木Japanese Weigela Weigela coraeensis 他の花写真・観察地図》

　ハコネウツギWeigela coraeensis他は「日本の沿岸部に分布し、箱根地方ではあまり観察されない」とする資料もありますが、私自身は箱根山中でかなりの頻度で自生していると思われるハコネウツギを観察しています。初夏に箱根湖畔にある恩賜箱根公園を花散歩していると、白色から薄紅色に色の変わり始めたハコネウツギの花を観察することができました（撮影2012.6.23）。

　ハコネウツギ（箱根空木）は成長すると3m程になり、葉は対生で卵円形（長卵円形）です。ハコネウツギの花はスイカズラ科特有の花で、がく片5、花弁筒状で合弁5裂、雌蕊1、雄蕊5です。初夏に観音崎公園を花散歩していると、ハコネウツギのがく片5、花弁筒状で合弁5裂、雌蕊1、雄蕊5の花の様子が観察できました（撮影20115.5.14）。

《スイカズラ科タニウツギ属ハコネウツギ箱根空木Japanese Weigela Weigela coraeensis 他の花写真・観察地図》

鎌倉化粧坂近くに咲くハコネウツギ花写真（撮影2007.5.7）

　ハコネウツギの属名タニウツギWeigela＝name from German Botanist Weigel＝ドイツの植物学者Christian Ehrenfried Weigelの名から来ています。タニウツギ属は6～38種程が知られていますが、ハコネウツギWeigela coraeensis 他は白色から薄紅色に変化していく様子が美しいです。初夏に鎌倉化粧坂近くを花散歩していると、きれいなハコネウツギの花が観察できました（撮影2007.5.7）。鎌倉化粧坂近くに咲くハコネウツギの花は、爽やかな初夏の色に見えました。

京都嵯峨野に咲くハコネウツギの蕾・白色花・赤色花写真（撮影2016.5.19）

　ハコネウツギの種名coraeensis＝from the Latin word 'from Corea（from Korea朝鮮の）'＝ラテン語で「朝鮮の」の意味です。ハコネウツギWeigela coraeensis他は日本の固有種とされていますが、私の推測では朝鮮半島にも似たものがあるように思います。初夏に京都嵯峨野を花散歩していると、ハコネウツギの花が蕾（黄緑色）、咲き始め（白色）、花開いたもの（赤色）の花が並んでいる様子が観察できました（撮影2016.5.19）。京都嵯峨野に咲くハコネウツギの蕾・白色花・赤色花の花色が、変化する様子は見事です。

函館ハリストス正教会庭に咲くタニウツギ属花写真（撮影2015.6.2）

　初夏の函館は様々な花が美しい季節です。初夏に函館ハリストス正教会の庭を花散歩していると、タニウツギ属Weigelaの花が咲いていました（撮影2015.6.2）。これはタニウツギWeigela hortensisでしょうか？。函館ハリストス正教会庭に咲くタニウツギ属の花も、爽やかで美しい花です。

中国北京市円明園に咲く5花弁と10花弁のタニウツギ属花写真（撮影2012.5.9）

　中国にもハコネウツギに似たタニウツギ属Weigelaの植物があります。初夏に北京市にある世界遺産円明園を花散歩していると、ハコネウツギに似たタニウツギ属Weigelaの植物が観察できました（撮影2012.5.9）。北京市円明園に咲くタニウツギ属の植物は5花弁と10花弁が混じって咲いていました。北京市円明園に咲くタニウツギ属の5花弁の花構造や色の変化は、ハコネウツギによく似ていました。

旧伊藤博文金沢別邸に咲くハコネウツギ花写真（撮影2015.5.24）

　ハコネウツギ（箱根空木）は、白色から薄紅色の爽やかな花色のものが多いようです。初夏に海の公園から横浜市金沢区にある旧伊藤博文金沢別邸を花散歩していると、白色から薄紅色の爽やかな花色のハコネウツギの花が咲いていました（撮影2015.5.24）。旧伊藤博文金沢別邸に咲くハコネウツギの花色も、爽やかな初夏の色です。

《スイカズラ科タニウツギ属ハコネウツギ箱根空木Japanese Weigela Weigela coraeensis 他花アルバム》

京都嵯峨野の竹林と紅色のハコネウツギ花写真（撮影2016.5.19）

　初夏の京都嵯峨嵐山に咲く薄紅色のハコネウツギの花と竹林は爽やかです

　初夏の東京高輪に咲く紅色（赤色）のタニウツギ属の花も綺麗です

観音崎公園に咲く白色のハコネウツギ花写真（撮影2015.5.14）

　初夏の観音崎公園に咲く白色のハコネウツギの花は爽やか

箱根山中で雨に濡れるハコネウツギ花写真（撮影2012.6.22）

　梅雨時の箱根山中で雨に濡れるハコネウツギの花は涼しげです

《スイカズラ科タニウツギ属ハコネウツギ箱根空木Japanese Weigela Weigela coraeensis 他花アルバム》

初夏の野島公園散歩道に咲くハコネウツギ花写真（撮影2015.5.24）

初夏の京都嵯峨野に咲くハコネウツギの花写真（撮影2016.5.19）

　初夏の京都嵯峨野亀山公園付近の竹林に咲くハコネウツギの色は鮮やか。

　初夏に芦ノ湖畔を花散歩していると、白色から赤色の変わるハコネウツギ（箱根空木）の花が咲いていました（撮影2012.6.22）。ハコネウツギ（箱根空木）の美しい花は、芦ノ湖畔を明るく飾ります。

　ハコネウツギ（箱根空木）は日本が原産の植物で、初夏の水辺や山際、海岸を華やかな色とりどりの花で飾ります。ハコネウツギ（箱根空木）は世界中で栽培され、可憐で華やかな花は初夏の花として知られています。ハコネウツギ（箱根空木）と同じスイカズラ科のスイカズラの花と同じ部分と違う部分を比較してみるのも良いですね。

　ハコネウツギ（箱根空木）花散歩を、楽しんでもらえたでしょうか？ハコネウツギ（箱根空木）の華やかで美しい花は、初夏から夏の湖畔、沿岸、河畔、山際を美しく飾ります。ハコネウツギ（箱根空木）の美しく華やかな花は水辺に初夏を届けてくれます。皆様もこのページの地図を片手に、ハコネウツギ（箱根空木）花散歩を楽しんでください。ハコネウツギ（箱根空木）花散歩を楽しめば、体も心もリフレッシュできそうです。なお資料写真の背景がボケていますが、ハコネウツギ（箱根空木）の花が主役ですのでお許し下さい。よろしかったらサツキ花散歩も眺めていってください。