ラベンダー花散歩

ラベンダーの紫色の花は庭園を飾ります・香りの良いラベンダーは夏の花散歩の楽しみ

　シソ科ラベンダー属コモンベンダー（薫衣草Common lavender Lavandula angustifolia）はヨーロッパ地中海が原産の双子葉、常緑、小低木です。ラベンダーは初夏から夏に花茎を伸ばし長さ2～8cm程の花穂を付け、花穂に多数の花が集まって咲きます。ラベンダーの花は、シソ科特有の唇状の合弁花で、花弁は5裂しています。ラベンダーの花冠は2唇形で上唇2裂、下唇3裂しています。雌蕊の下の子房は4裂し、雄蕊は4です。ラベンダーをラベンダー花写真、ラベンダー花観察地図、ラベンダー花情報でお楽しみ下さい。

《シソ科ラベンダー属ベンダー薫衣草Common lavender Lavandula angustifolia花写真・花観察地図》

　コモンラベンダー（Common lavender）はシソ科ラベンダー属の植物ですが、ラベンダー属の植物はレースラベンダー、フレンチラベンダーなど約47種程が知られています。rベンダー属の植物は香りが良く、薬草や香水など多方面で利用されています。初夏に北海道函館駅前を花散歩していると、まだ蕾のコモンラベンダーの花が観察できました（撮影2022.6.27）。

横浜八景島に咲くコモンラベンダー花写真（撮影2015.5.24）

　コモンラベンダー（薫衣草）は水はけが良く、日当たりの良い環境を好みます。ラベンダーは寒さに比較的強く、日本では常緑で冬を越します。ラベンダーの樹高は1m～2mで、上向きに伸びる枝から多数の針状の細い葉を茂らせます。初夏に横浜八景島を花散歩していると、コモンラベンダーの特徴である細い葉から花穂を伸ばし薄紫色の花を咲かせるコモンラベンダーの花が観察できました（撮影2015.5.24）。

　横浜港の見える丘公園にあるバラ園（イングリッシュローズガーデン）を花散歩していると、ベンダーの花が見ごろでした（撮影2013.6.24）。横浜のバラの花の香りも素晴らしいですが、ラベンダーの花の香りも素晴らしいです。横浜バラ園の東屋を飾る、ラベンダーの花も洒落ていますね。

アメリカ山公園に咲くラベンダーの薄紫色の花写真（撮影2013.5.27）

　コモンラベンダーの学名Lavandula angustifoliaの属名Lavandula＝Latin word lavare meaning "to wash"（ラテン語で「洗う」の意味）です。ラベンダーは古代ローマ時代から沐浴や衣服の香りづけ、洗浄などに使われてきました。初夏に横浜アメリカ山公園を花散歩していると、コモンラベンダーが花開き良い香りが漂っていました（撮影2013.5.27）。

横浜山手ブラフ99ガーデンに咲くコモンラベンダー花写真（撮影2016.6.20）

　ラベンダー（Lavandula angustifolia）は草（草本）のように見えますが、小低木で成長すると1～2m程になります。ラベンダーは常緑樹で、上向きに伸びる枝から多数の針状の細い葉を茂らせます。ラベンダーの種名angustifolia＝Latin word angustus meaning "narrow"、folium meaning "leaf"つまりangustifolia＝（ラテン語で「細い葉」の意味）です。コモンラベンダーは針状の細い葉が特徴です。初夏に横浜山手ブラフ99ガーデンを花散歩していると、針状の細い葉を茂らせたコモンラベンダーの株から薄紫色の花の花穂がたくさん伸びて遊歩道を飾っていました（撮影2016.6.20）。

横浜富岡公園近くに咲くラベンダー花蕾写真（撮影2020.5.18）

　コモンラベンダー（Common lavender）の花期は初夏から夏で、花色は紫色、藍色、青紫色、薄紫色などです。初夏に横浜富岡公園を花散歩していると、ラベンダーの青紫色の花蕾が観察できました（撮影2020.5.18）。横浜富岡公園近くに咲く青紫色のラベンダー花蕾は豪華な花色でした（撮影2020.5.18）。

《シソ科ラベンダー属ラベンダー薫衣草Common Lavender Lavandula angustifoliaの花情報》　　

花名	コモンラベンダー　漢字　薫衣草　英語　Common lavender　中国語　狭葉薫衣草
学名	Lavandula angustifolia　他
科名	シソ科
属名	ラベンダー属　Lavandula
花期	初夏の花　夏の花
花色	紫色花　藍色
原産	ヨーロッパ（地中海沿岸）
観察	横浜市、鎌倉市、横須賀市、東京都、長野県、北海道、岩手県、北京市、天津市、台北市　他
特徴	双子葉、常緑、小低木、シソ科、ラベンダー属、種子、株分けで増える、樹高1m～2m 葉は針状、花期初夏～夏、花色紫色、藍色、香りが良い、合弁花（花弁5裂）唇状花、花弁5裂、雄蕊4、果実4裂（種子各1）、葉は対生、
利用	観賞用、庭園、切り花、香水、食用、薬用、ラベンダーティー、蜂蜜採取、医薬品、化粧品
意味	ラベンダー＝English lavender、Common lavender（イギリスラベンダー、普通のラべンダー）属名Lavandula＝Latin word lavare meaning "to wash"（ラテン語で洗うの意味）種名＝angustifolia Latin word angustus meaning "narrow"、folium meaning "leaf" angustifolia＝（ラテン語で「細い葉」の意味）

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《シソ科ラベンダー属ベンダー薫衣草Common lavender Lavandula angustifolia花写真・花観察地図》

アメリカ山公園に咲くラベンダーの薄紫色の花写真（撮影2013.5.27）

　シソ科ラベンダー属コモンベンダー（薫衣草Common lavender Lavandula angustifolia）は、ヨーロッパ地中海西部が原産の植物です。ラベンダー属Lavandulaにはフレンチラベンダーなど47種程がありますが、コモンベンダーCommon lavender Lavandula angustifoliaが最も良く知られています。コモンラベンダーは花色がとても美しく、香りも強いので古代から利用されてきました。初夏に横浜アメリカ山公園を花散歩していると、ラベンダーの薄紫色の花が咲き出していました（撮影2013.5.27）。ラベンダーの花は、シソ科特有の唇状の合弁花で、花弁は5裂しています。ラベンダーの花の蕾は濃い紫色ですが、ラベンダーの花は薄紫色です。

　コモンラベンダーは初夏から夏に花茎を伸ばし長さ2～8cm程の花穂を付け、花穂に多数の花が集まって咲きます。コモンラベンダーの花序は穂状花序で、蕾は濃い紫色です。初夏に横浜アメリカ山公園を花散歩していると、コモンラベンダーの濃い紫色の花つぼみが、環状に並んでいました（撮影2013.6.29）。ラベンダーの花つぼみも、とても綺麗です。

《シソ科ラベンダー属ベンダー薫衣草Common lavender Lavandula angustifolia花写真・花観察地図》

横浜元町公園で咲き出したラベンダーの花写真（撮影2013.6.7）

　ラベンダーの花は、シソ科特有の唇状の合弁花で、花弁は5裂しています。ラベンダーLavandula angustifoliaの花冠は2唇形で上唇2裂、下唇3裂しています。初夏に横浜元町公園を花散歩していると、ラベンダーの濃い紫色の花つぼみが開き、唇状の合弁花が開きだしていました（撮影2013.6.7）。ラベンダーの花弁は5裂していますが、良く見ると上の2枚は大きく、下の3枚は少し小さいです。ラベンダーの薄紫色の花弁は、初夏の新緑に映えます。

　ラベンダーLavandula angustifoliaはアルカリ土壌で水はけが良く、日当たりの良い環境を好みます。ラベンダーは生育環境をうまくコントロールできれば、開花時期も比較的長く、香りも良いので楽しめる植物です。夏に横浜アメリカ山公園を花散歩していると、緑の芝生の脇にラベンダーの薄紫色の花がたくさん咲いていました（撮影2010.6.26）。

横浜市イギリス館前に咲くラベンダーの花写真（撮影2013.6.24）

　ラベンダーLavandula angustifoliaはEnglish Lavenderと呼ばれることもあります。ラベンダーLavandula angustifoliaの原産は地中海西岸、スペイン、ピレネー山地付近と考えられていますが、以前はイギリスが原産と思われていたからです。初夏に港の見える丘公園から横浜市イギリス館前を花散歩していると、ラベンダーの花が咲いていました。ラベンダーの薄紫色の花は、横浜市イギリス館の白壁に映えます。

羽田国際線ターミナル展望デッキに咲くラベンダーの花写真（撮影2013.6.29）

　夏に羽田国際線ターミナル展望デッキを花散歩していると、ラベンダーの花が咲いていました（撮影2013.6.29）。羽田空港第3ターミナル展望デッキに咲くラベンダーの花は鉢植えですが、ラベンダーの花の香りもしました。ラベンダーの花は、香りも楽しめるので嬉しいですね。

《シソ科ラベンダー属ベンダー薫衣草Common lavender Lavandula angustifolia花写真・花観察地図》

　ラベンダーLavandula angustifoliaは、シソ科の虫媒花の植物です。シソ科は特有の香りを含むものが多く、その花にも多くの昆虫がやってきます。初夏に港の見える丘公園を花散歩していると、ラベンダーにクマバチが止まって蜜を吸っていました（撮影2009.6.13）。ラベンダーのような虫媒花の植物は、花の香りと蜜で昆虫を誘い受粉を促します。

横浜赤レンガ倉庫に咲くラベンダーの花写真（撮影2013.6.24）

　ラベンダーの花は香りが良く香水として使われる他、入浴剤、芳香剤、食用、薬用、医薬品、蜂蜜採取などにも使われ世界中で親しまれています。初夏に横浜赤レンガ倉庫前にある新港中央広場を花散歩していると、ラベンダーの花が咲いていました（撮影2013.6.24）。ラベンダーの花は、横浜赤レンガ倉庫の赤いレンガに映えます。

真夏の横浜汽車道に咲くラベンダーの花写真（撮影2012.8.8）

　真夏に横浜汽車道から横浜赤レンガ倉庫に向けて花散歩していると、ナビオス横浜前の花壇でラベンダーLavandula angustifoliaの花が元気に咲いていました（撮影2012.8.8）。ラベンダーの栽培農家はラベンダーの花を早めに切り取りポプリや香水などに加工しますが、花壇に咲かせておくと真夏でもラベンダーは咲きます。

アメリカ山公園に咲くラベンダーの花写真（撮影2013.5.27）

　初夏に横浜アメリカ山公園を花散歩していると、薄紫色のラベンダーの花が爽やかに咲いていました（撮影2013.5.27）。ラベンダーの花は香水などの香料を取るだけでなく、医薬品や沐浴、マッサージ、飲用などにも使用されます。ラベンダーを眺めながら花散歩して、香りも楽しめたら良いですね。

《シソ科ラベンダー属ベンダー薫衣草Common lavender Lavandula angustifolia花写真アルバム》

横浜山下公園に咲きだしたラベンダーの花蕾写真（撮影2009.4.29）

初夏の東京芝公園に咲くラベンダー花写真（撮影2016.6.27）

アメリカ山公園に咲くコモンラベンダー花写真（撮影2016.6.20）

アメリカ山公園に咲くコモンラベンダーの花は緑の芝生に映えます

横浜港の見える丘公園に咲くラベンダーとお洒落な椅子写真（撮影2016.6.20）

横浜港の見える丘公園に咲くラベンダーとお洒落な椅子も素晴らしい

　シソ科ラベンダー属コモンラベンダー（薫衣草Common lavender Lavandula stoechas）はヨーロッパ原産の植物です。ベンダーの豪華で香り高い花は、初夏から夏の庭園を豪華に飾ります。ラベンダーの花は比較的長く楽しめるので初夏から夏の花散歩には、欠かせない植物です。同じシソ科のブルーサルビア、レースラベンダーの花と同じ部分と、異なる部分を観察してみるのもおもしろいです。このページの中で皆様が気に入ったラベンダーの花写真が、一枚でもあれば幸いです。

　ラベンダー花散歩楽しんでもらえたでしょうか？ラベンダーの香り高く上品な花は、初夏から夏の花散歩の楽しみです。皆様もこのページの地図を片手にラベンダー花散歩を楽しんでください。コモンラベンダー（狭葉薫衣草）花散歩を楽しめば、体も心もリフレッシュできそうです。またラベンダーは、香料、医薬品、食用、飲用としても、古代から世界中で活用されています。なお資料写真の背景がボケていますが、ラベンダーの花が主役ですのでお許し下さい。よろしかったらシロツメクサ花散歩も眺めていってください。