アセビ花散歩

アセビの可愛らしい花は春を告げます・アセビの釣鐘状の花は春の花散歩の楽しみ

　ツツジ科アセビ属アセビ（馬酔木Japanese Andromeda Pieris japonica）は日本や台湾、中国など東アジア原産の双子葉、常緑、低木の植物です。アセビは成長すると樹高1～4mになります。葉は楕円形で少し光沢があり毒性があります。春に枝先に複総状の花序を垂らし多くの白（稀に赤）い釣鐘状の花を付けます。アセビの花は0.6cm～0.8cm程で、釣鐘状の合弁花です。アセビをアセビ花写真、アセビ花散歩地図、アセビ花情報でお楽しみ下さい。

《ツツジ科アセビ属アセビ馬酔木Japanese Andromeda Pieris japonicaの花写真・花観察地図》

港の見える丘公園に咲く薄紅色のアセビの花写真（撮影2014.3.29）

　ツツジ科アセビ属アセビ（馬酔木Japanese Andromeda Pieris japonica）は日本や台湾、中国など東アジア原産の双子葉、常緑、低木の植物です。アセビは成長すると樹高1～4mになります。葉は楕円形で、少し光沢があり毒性があります。春に枝先に複総状の花序を垂らし多くの白色（赤色）の釣鐘状の花を付けます。春に横浜港の見える丘公園を花散歩していると、薄紅色のアセビの花が咲いていました（撮影2014.3.29）。

東京浅草浅草寺境内に咲く白色のアセビの花写真（撮影2016.3.29）

　アセビ（馬酔木Japanese Andromeda Pieris japonica）の花は0.6cm～0.8cm程で、釣鐘状の合弁花です。アセビの花はツツジ科特有の花でがく片5、花弁合弁で先端5裂、雌蕊1、雄蕊10、子房1です。春に東京浅草浅草寺境内を花散歩していると、白色のアセビの花が見頃でした（撮影2016.3.29）。東京浅草浅草寺境内に咲く白色のアセビの花は、ギリシャ神話の女神ミューズ(Muses)の様に、清々しく清楚に見えます。

　アセビの花は早春から春に開花し、比較的長い期間咲き続けます。アセビの小さく可愛らしい白色の花は、春の花散歩の楽しみです。初夏が近い頃京都大原三千院を花散歩していると、アセビの花が咲いていました（撮影2019.4.29）。

《ツツジ科アセビ属アセビ馬酔木Japanese Andromeda Pieris japonicaの花情報》

植物名	ツツジ科アセビ属アセビ　漢字　馬酔木英語　Japanese Andromeda　中国語　马醉木
学名	Pieris japonica , Pieris koidzumiana ,Andromeda japonica　他
科名	ツツジ科　Ericaceae
属名	アセビ属　Pieris
花期	春の花　早春花
花色	白色花　赤色花
原産	東アジア（日本、台湾、中国）
観察地	奈良市、京都市、大津市、鎌倉市、横浜市、横須賀市、沖縄県、東京都　他
特徴	双子葉、常緑低木、ツツジ科、種子挿し木で増える、東アジア原産、アセビ属、葉は有毒合弁花、花弁は先が5裂、花色白色（赤色）、複数の総状花序、草食動物が食べない（馬酔木）奈良公園で多く見られる（シカが食さないため）、毒成分（グラヤノトキシン他）を含む
利用	生垣、盆栽、植え込み、公園樹、殺虫剤、中医薬（马醉木）、有毒（グラヤノトキシン他）
意味	アセビ＝馬酔木（馬など草食動物が食すと酔ったように苦しみ、足が萎えることから付けられた） Pieris＝ギリシャ神話女神ミューズの住んでいた地方名が、アセビの属名になっている japonica＝「日本の」を意味、Andromeda＝ギリシャ神話のアンドロメダを表す学名、英名を名付けた人は、アセビがずいぶん美しい花であると感じたようです。属名Pieris＝from Latin Pieris, from Ancient Greek(Muses)＝ギリシャの女神「ミューズ」から種名japonica＝from Latin meaning 'of Japan' ＝古代ラテン語で「日本の」の意味

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《ツツジ科アセビ属アセビ馬酔木Japanese Andromeda Pieris japonicaの花写真・花観察地図》

　ツツジ科アセビ属アセビ（馬酔木Japanese Andromeda Pieris japonica）は日本や台湾、中国など東アジア原産の美しい植物です。アセビは英語でJapanese Andromedaと呼んでいます。Andromedaは皆さんも良く知っている、ギリシャ神話に登場するアンドロメダです。春に横浜スタジアムのある横浜公園を花散歩していると、赤いアセビの花が優雅に咲いていました（撮影2012.3.28）。アセビの花は、日本が世界の誇る美しい花の一つです。

　初夏が近い奈良公園鷺池近くを花散歩していると、池の畔に白いアセビの花が咲いていました（撮影2009.5.3）。アセビは早春から初夏近くまで、比較的長い期間楽しめる花です。アセビの花は枝先に複数の総状の花序を垂らし、多くの白（稀に赤）い釣鐘状の花を付けます。奈良公園を花散歩していると、アセビの木を良く見かけます。奈良公園には草食動物のシカが多く、奈良公園周辺の草や樹木を食べてしまいます。アセビ（馬酔木）の葉には有毒なグラヤノトキシンなどを含んでいるため、奈良公園のシカが食さないので、奈良公園にはアセビの木が多く残っていると言われています。奈良公園にはアセビの小路と呼ばれる場所もあります。奈良公園鷺池に映える、白いアセビの花も清々しいです。

《ツツジ科アセビ属アセビ馬酔木Japanese Andromeda Pieris japonicaの花写真・花観察地図》

鎌倉鶴岡八幡宮に咲く赤いアセビの花写真（撮影2009.2.22）

　早春に鎌倉鶴岡八幡宮を花散歩していると、境内に赤いアセビの花が咲いていました（撮影2009.2.22）。温暖な鎌倉ではアセビの花は早春の2月から咲きだします。赤いアセビの花は華やかに見えます。アセビ（馬酔木）はツツジ科アセビ属（Pieris）ですが、アセビ属の名Pierisはギリシャ神話の女神ミューズの住んでいた地方名から付けられたそうです。アセビ属の名もアセビの美しさを象徴しているようです。

横浜開港資料館庭に咲く白いアセビの花写真（撮影2011.4.2）

　春に横浜開港の舞台日本大通を花散歩していると、横浜開港資料館庭に白いアセビの花が咲いていました（撮影2011.4.2）。横浜開港資料館庭に咲く白いアセビの花は、とても透明感がありました。ツツジ科アセビ属アセビの花は合弁花（先が5裂）です。がく片は5です。透明感のあるアセビの白い花に、光を灯してみたいですね。左下にアセビの実（扇球状）ができているのが見えるでしょうか？

下田市鍋田海水浴場近くに咲くアセビの花写真（撮影2008.3.23）

　春に伊豆下田市鍋田海水浴場近くを花散歩していると、3m近くに成長したアセビの木にたくさんの白い花が咲いていました（撮影2008.3.23）。下田の青い海に映える、白く輝くアセビの花も爽やかに見えました。大株のアセビの花は複数の総状の花序を一斉に垂らすので、とても豪華に見えます。

小田原城常盤木門に咲く白いアセビの花写真（撮影2010.4.2）

　桜(ソメイヨシノ)が見ごろの春に小田原城常盤木門近くを花散歩していると、白色のアセビの花が咲いていました（撮影2010.4.2）。アセビの花は小田原城常盤木門の白い漆喰の壁を背景に咲いていました。白いアセビの花はとても清々しく見えます。

《ツツジ科アセビ属アセビ馬酔木Japanese Andromeda Pieris japonicaの花写真・花観察地図》

横浜アメリカ山公園に咲く白いアセビ属の花写真（撮影2012.11.28）

　初冬に横浜アメリカ山公園を花散歩していると白いアセビ属の花が咲いていました（撮影2012.11.28）。横浜アメリカ山公園のアセビは葉が鋸歯で花も少し雰囲気が異なります。アセビPieris japonicaとは別種かもしれません。横浜アメリカ山公園はマリンタワーを望む、眺めの良い公園です。

沖縄県カヌチャベイに咲くリュウキュウアセビの花写真（撮影2013.1.30）

　冬に沖縄県名護市のカヌチャベイを花散歩していると、ヤシの木陰に珍しいリュウキュウアセビPieris koidzumianaの花が咲いていました（撮影2013.1.30）。リュウキュウアセビPieris koidzumianaの自然生息はなくなったと言われていますが、リュウキュウアセビPieris koidzumianaに出会えることはうれしいことです。ヤシの木陰に咲く、珍しいリュウキュウアセビPieris koidzumianaの白い花は南国的に見えます。

横浜山下公園に咲いていた白色のアセビの花写真（撮影2008.4.9）

　春に横浜山下公園を花散歩していると、赤いくつをはいた女の子の像の脇に白色のアセビの花が咲いていました（撮影2008.4.9）。この付近は近年整備され、赤いくつをはいた女の子の像は見晴らしがよくなって横浜港を良く見渡せるようになりました。

　春に横浜フランス山公園を花散歩していると、旧フランス領事館跡付近に白色のアセビの花が咲いていました（撮影2008.4.9）。白色のアセビの花の上には、赤色と青色の風車が見えます。白色のアセビの花は、フランスの三色旗の一部のように見えました。アセビの株からは、新緑の芽が出ています。新緑の萌える頃の横浜散歩は最高です。

《ツツジ科アセビ属アセビ馬酔木Japanese Andromeda Pieris japonicaの花写真・花観察地図》

香川県国営まんのう公園に咲くアセビの花写真（撮影2018.4.10）

羽田空港国際線ターミナル5F送迎デッキに咲く薄紅色のアセビ花写真（撮影2013.3.6）

鎌倉寿福寺境内に咲く白色のアセビ花写真（撮影2013.3.10）

鎌倉寿福寺境内北条正子墓地近くに咲く白色のアセビの花も清楚で美しい

東京小石川後楽園近くに咲く白色のアセビ花写真（撮影2016.3.29）

東京小石川後楽園近くに咲く白色のアセビ花は春の夕日に輝く

　ツツジ科アセビ属アセビ（馬酔木Japanese Andromeda Pieris japonica）は日本など東アジア原産の植物です。アセビの可愛らしく上品な花はヨーロッパでは驚きをもって迎えられた花です。アセビの花は早春から初夏近くまでの長い期間楽しめる花なので、春の花散歩には欠かせない植物です。また、アセビと同じツツジ科のジャノメエリカと同じ部分と異なる部分を、観察してみるのもおもしろいです。このページの中で皆様が気に入ったアセビの花写真が、一枚でもあれば幸いです。　

　アセビ花散歩楽しんでもらえたでしょうか？アセビの可愛らしい白色、赤色の花は、春の長い期間楽しめる植物です。皆様もこのページの地図を片手にアセビ花散歩を楽しんでください。アセビ花散歩を楽しめば、体も心もリフレッシュできそうです。なお資料写真の背景がボケていますが、アセビの花が主役ですのでお許し下さい。よろしかったらヤブツバキ花散歩も眺めていってください。