ソメイヨシノ花散歩

ソメイヨシノは日本の桜を代表する品種・ソメイヨシノの薄紅色の花は春の花散歩の楽しみ

　バラ科スモモ属ソメイヨシノ（染井吉野Yoshino Cherry Prunus×yedoensis）は日本原産の双子葉、落葉高木樹です。ソメイヨシノは挿し木で増やします。ソメイヨシノはオオシマザクラとエドヒガンザクラ系の雑種と考えられています。春に薄紅色の蕾をつけ、葉が茂る前にいっせいに花が開花します。ソメイヨシノの花は咲き始めは薄紅色で開花すると白色に近くなります。ソメイヨシノの花は3～3.5cmの大きさでバラ科特有の離弁花です。ソメイヨシノの花弁は5枚、中心に雌しべ1、雄しべ多数があります。ソメイヨシノをソメイヨシノ花写真、ソメイヨシノ花散歩地図、ソメイヨシノ花情報でお楽しみ下さい。

《バラ科スモモ属ソメイヨシノ染井吉野Yoshino Cherry Prunus×yedoensisの花写真・観察地図》

一斉に開花するソメイヨシノの花と春の青空写真（撮影2009.4.2）

　バラ科スモモ属ソメイヨシノ（染井吉野Yoshino Cherry Prunus×yedoensis）は日本原産の桜です。ソメイヨシノの花は、葉が茂る前にいっせいに開花します。ソメイヨシノの蕾は写真に見えるように薄紅色ですが、完全に開花すると5枚ある花弁はほとんど白色に近く見えます。東京港区芝公園にある増上寺を花散歩していると、ソメイヨシノの花がいっせいに開花していました（撮影2009.4.2）。一斉に開花するソメイヨシノの花はとても華やかで、世界中から人気のある花です。一斉に開花するソメイヨシノの花と、春の青空はとても爽やかに見えます。

　ソメイヨシノはオオシマザクラとエドヒガンザクラ系の雑種と考えられています。ソメイヨシノはオオシマザクラの大きく白い花弁の色と、エドヒガンザクラの赤色で一斉に咲く性質を引き継いでいると言われています。桜木町駅から横浜赤レンガ倉庫に向けて横浜汽車道を花散歩していると、ソメイヨシノの花が満開でした（撮影2011.4.13）。横浜汽車道に咲くソメイヨシノの薄紅色の花は、横浜の海の青さと青空に映えます。

　4月下旬会津若松市にある鶴ヶ城（会津若松城）を花散歩していると、ソメイヨシノの花が満開でした（撮影2005.4.29）。鶴ヶ城（会津若松城）に咲くソメイヨシノの花はとても華やかに見えました。ソメイヨシノの花は、気候や年によって開花時期が異なります。東北地方にある会津若松市では東京に比べて、ソメイヨシノの花の開花が少し遅いようですね。東京や横浜でも、年によって開花時期が異なります。参照会津の桜満開

《バラ科スモモ属ソメイヨシノ染井吉野Yoshino Cherry Prunus×yedoensisの花情報》　　

植物名	バラ科スモモ属ソメイヨシノ　漢字　染井吉野　英語　Yoshino Cherry　中国語　染井吉野櫻
学名	Prunus×yedoensis　 Cerasus×yedoensis 他
科名	バラ科
属名	スモモ属　Prunus　　サクラ属　Cerasus
花期	春の花
花色	赤色花　白色花
原産	日本
観察地	京都市、鎌倉市、横浜市、小田原市、横須賀市、東京都、福島県　他
特徴	双子葉、落葉高木、バラ科、挿し木で増える、日本原産、オオシマザクラとエドヒガンザクラ系の雑種冬は落葉、春薄紅色の花を一斉に咲かせる、花弁（離弁花）5、顎片5、雌しべ1、雄しべ多数、花弁は咲き始め薄紅色、開花時白色、初夏に種子をつける、葉は桜餅の香り
利用	公園樹、街路樹、観賞用、河川の土手補強、記念樹、
意味	ソメイヨシノ＝染井吉野（江戸時代現墨田区染井村で育成され「吉野桜」の名で広まったことから）学名Prunus＝スモモ属、Cerasus＝サクラ属、yedoensis＝「江戸の」を意味

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《バラ科スモモ属ソメイヨシノ染井吉野Yoshino Cherry Prunus×yedoensisの花写真・観察地図》

鎌倉鶴岡八幡宮源氏池畔に咲くソメイヨシノの花写真（撮影2011.4.11）

　ソメイヨシノは城跡や神社、学校などに良く植えられています。ソメイヨシノは挿し木で増やします。ソメイヨシノPrunus×yedoensisは江戸時代に現在の東京墨田区にあった染井村で育成され、「吉野桜」の名で広まったと言われています。挿し木で増やすのでソメイヨシノの遺伝的形質は全国同一です。そのため。ソメイヨシノの開花時期を調べれば、その地域の気候やその年の気温などが推測できます。ここ数年はソメイヨシノの開花時期が少し遅れているように見えます。鎌倉鶴岡八幡宮を花散歩していると、源氏池畔にソメイヨシノの花が咲いていました（撮影2011.4.11）。源氏池畔に咲くソメイヨシノの花も華やかです。参照鎌倉鶴岡八幡宮桜の花散歩

鎌倉若宮大路段葛に咲くソメイヨシノの花写真（撮影2011.4.11）

　鎌倉駅から鎌倉鶴岡八幡宮へ向かう道、若宮大路に段葛と呼ばれる遊歩道があります。若宮大路段葛の歴史は古く、鎌倉時代源頼朝が妻北条政子のために造成したと吾妻鏡に記載されています。鎌倉若宮大路段葛に咲くソメイヨシノの花も見事です（撮影2011.4.11）。鎌倉時代にはソメイヨシノは存在しなかったようですが、ソメイヨシノの親であるオオシマザクラは鎌倉でもよく見かけます。

《バラ科スモモ属ソメイヨシノ染井吉野Yoshino Cherry Prunus×yedoensisの花写真・観察地図》

小田原城の堀近くに咲くソメイヨシノの花写真（撮影2010.4.2）

　小田原城は難攻不落の城として知られている城です。小田原駅近くにある小田原城の堀端を花散歩していると、ソメイヨシノの花が咲いていました（撮影2010.4.2）。小田原城の堀端に咲くソメイヨシノの花は堀の水面に映え見事です。日本の城に咲くソメイヨシノの花は、世界中で人気です。

横浜市金沢区称名寺仁王門前に咲くソメイヨシノの花写真（撮影2009.4.4）

　横浜市金沢区にある称名寺は鎌倉時代から続く名刹です。称名寺境内を花散歩すると、貴重な浄土式庭園や仁王門に出会うことができます。称名寺を花散歩していると、仁王門前に咲くソメイヨシノの花が見ごろでした（撮影2009.4.4）。

横須賀ヴェルニー公園に咲くソメイヨシノの花と横須賀港に停泊する艦船写真（撮影2008.3.31）

　JR横須賀駅前（京急汐入駅前）にあるヴェルニー公園は横須賀港を望む眺めの良い公園です。春に横須賀ヴェルニー公園を花散歩していると、夕日に染まるソメイヨシノの花が輝いて見えました（撮影2008.3.31）。夕日に染まるソメイヨシノの花も綺麗です。ソメイヨシノの花色は薄いですが、日中と夕方では違った姿を見せてくれるのでうれしいです。

　横浜桜木町近くに日本丸横浜みなと博物館があります。日本丸横浜みなと博物館近くの桜木町桜並木のソメイヨシノの花も綺麗です。桜木町桜並木日本丸前に咲くソメイヨシノの花は下から眺めても、上から眺めても見事です。桜木町桜並木日本丸前に咲くソメイヨシノの花は、様々な角度から楽しめます。

《バラ科スモモ属ソメイヨシノ染井吉野Yoshino Cherry Prunus×yedoensisの花写真・観察地図》

神奈川県立福祉保健大学前に咲く葉桜ソメイヨシノの花写真（撮影2009.4.6）

　横須賀うみかぜ公園から神奈川県立福祉保健大学前を花散歩していると、葉桜になったソメイヨシノの花が咲いていました（撮影2009.4.6）。葉桜の頃のソメイヨシノの花も、爽やかできれいです。ソメイヨシノの緑色の葉と、花の中心のほのかな紅色の対比が素晴らしいです。参照横須賀うみかぜ公園花散歩

会津鉄道湯野上温泉駅前に咲くソメイヨシノの花写真（撮影2005.5.1）

　5月上旬に会津鉄道湯野上温泉駅前を花散歩していると、ソメイヨシノの花がちょうど満開でした（撮影2005.5.1）。標高の高い会津鉄道湯野上温泉駅付近では5月上旬にソメイヨシノの花が満開になる年もあります。会津鉄道湯野上温泉駅の藁葺屋根の駅舎と会津鉄道の列車、ソメイヨシノの花が見事に競演してくれました。参照会津大内宿花散歩

鎌倉長谷寺邪鬼前に落ちたソメイヨシノの紅葉写真（撮影2005.10.2）

　秋に鎌倉長谷寺境内を花散歩していると、四天王に踏みつけられた邪鬼の前にソメイヨシノの紅葉が落ちていました（撮影2005.10.2）。鎌倉ではカエデが紅葉するのは11月下旬から12月中旬ごろですが、ソメイヨシノの紅葉は10月に始まります。邪鬼もソメイヨシノの紅葉を楽しんでいるようですね。ソメイヨシノの紅葉を手に取り嗅いで見ると、桜餅の香りがします。これはソメイヨシノの葉に含まれるクマリンと言う物資の香りです。

パシフィコ横浜近くに咲くソメイヨシノの花写真（撮影2011.4.13）

　パシフィコ横浜近くを花散歩していると、横浜インターコンチネンタルホテル近くのソメイヨシノの花が満開でした（撮影2011.4.13）。横浜の青空にソメイヨシノの花が映えます。ソメイヨシノの花は様々な姿を見せてくれますが、爽やかな青空に良く似合います。

《バラ科スモモ属ソメイヨシノ染井吉野Yoshino Cherry Prunus×yedoensisの花アルバム》

小田原城の堀に咲くソメイヨシノの花写真（撮影2010.4.2）

羽田天空橋駅近くのソメイヨシノ並木写真（撮影2013.3.21）

羽田天空橋駅近くのソメイヨシノ並木の桜は海老取川の川面に映える

台東区隅田公園のソメイヨシノとスカイツリー写真（撮影2016.3.29）

横浜山手68番館前のソメイヨシノの大木写真（撮影2008.3.29）

横浜大岡川沿いのソメイヨシノの桜並木写真（撮影2013.3.28）

東京北の丸公園田安門前に咲くソメイヨシノ花写真（撮影2016.3.28）

東京芝公園に咲くソメイヨシノの花と東京タワー写真（撮影2011.4.4）

横浜運河パークに咲くソメイヨシノ花写真（撮影2013.3.28）

横浜運河パークのソメイヨシノの葉の紅葉写真（撮影2016.11.25）

横浜運河パーク・ナビオス横浜前のソメイヨシノの葉の紅葉紅葉もきれい

　バラ科スモモ属ソメイヨシノ（染井吉野Yoshino Cherry Prunus×yedoensis）は日本原産の植物です。ソメイヨシノの華やかな花は、世界中から愛されています。ソメイヨシノの花は春の新年度の開始の時期に咲く花なので、春の花散歩や新入学を祝うにのには欠かせない植物です。また、ソメイヨシノと同じバラ科の植物（ヨコハマヒザクラ）と同じ部分と異なる部分を、観察してみるのもおもしろいです。このページの中で皆様が気に入ったソメイヨシノの花写真が、一枚でもあれば幸いです。　

　ソメイヨシノ花散歩楽しんでもらえたでしょうか？ソメイヨシノの薄紅色の華やかな花は、春の楽しみです。皆様もこのページの地図を片手にソメイヨシノ花散歩を楽しんでください。ソメイヨシノ花散歩を楽しめば、体も心もリフレッシュできそうです。なお資料写真の背景がボケていますが、ソメイヨシノの花が主役ですのでお許し下さい。よろしかったらカンヒザクラ花散歩も眺めていってください。