カカオ花実散歩

チョコレートの材用カカオの花と実は熱帯雨林の贈り物・カカオの花と実は熱帯花散歩の楽しみ

　アオイ科カカオ属カカオ（加加阿Cacao tree Theobroma cacao他）は中南米熱帯雨林が原産の双子葉、常緑樹、低木です。カカオは成長すると高さ4m～8mになります。カカオの花は幹から直接花を咲かせる幹正花で、花色は白色（黄色）です。カカオの花はアオイ科特有の花でがく片5、花弁5、雌蕊1（子房5室）です。カカオは花期後15～30cm程の果実を付けます。カカオの種子はカカオビーンズと呼ばれチョコレートの材料となります。カカオをカカオ花実写真、カカオ花実観察地図、カカオ花実情報でお楽しみ下さい。　

《アオイ科カカオ属カカオ加加阿Cacao tree Theobroma cacao花実写真・花実観察地図》

東京夢の島熱帯植物館に咲くカカオ花写真（撮影2019.7.26）

　アオイ科カカオ属カカオ（加加阿Cacao tree Theobroma cacao他）は中南米熱帯雨林が原産の双子葉、常緑樹、低木です。カカオは成長すると高さ4m～8mになります。カカオの花は幹から直接花を咲かせる幹正花で、花色は白色（黄色）です。夏に東京夢の島熱帯植物館を花散歩していると、直径1.5cm程の可愛らしいカカオの花が観察できました（撮影2019.7.26）。

沖縄熱帯ドリームセンターに稔るカカオ実写真（撮影2015.1.26）

　カカオ（加加阿Cacao tree Theobroma cacao他）は花期後15～30cm程の果実を付けます。カカオの果実の中には果肉（パルプ）と種子（20～60個）が入っています。カカオの種子はカカオビーンズと呼ばれ、チョコレート等の材料となります。沖縄熱帯ドリームセンターを花散歩していると、幹から直接できたカカオの実が観察できました（撮影2015.1.26）。

《アオイ科カカオ属カカオ加加阿Cacao tree Theobroma cacao花実情報》　

植物名	アオイ科カカオ属カカオ　漢字　加加阿　英語　Cacao tree　中国語　可可树
学名	Theobroma cacao　他
科名	アオイ科　Malvaceae
属名	カカオ属　Theobroma
花期	夏の花　初夏花　熱帯では通年
花色	白色花　黄色花
原産	中南米（熱帯雨林）
観察	沖縄県、ホノルル市、台北市、東京都、他
特徴	双子葉、熱帯性、低木、アオイ科、種子、接ぎ木で増える、高さ4m～8m、常緑樹、葉20～30cm 葉は長円形、花期通年、花色白色（黄色）、がく片5、花弁5、雌蕊1（子房5室）、雄蕊15（一部退化）花期後果実（15～30cm）、果肉（パルプ）、種子（20～60）、種子はカカオビーンズ
利用	チョコレート、ココア、菓子、薬用、カカオ油、利尿、覚醒、その他
意味	カカオ＝加加阿＝Cacao tree　中国語＝可可树（Cacao treeの意味）属名Theobroma＝from the Greek words theos(god)+broma(food)＝ギリシャ語で「神の食物」の意種名cacao＝from Maya words Kakaw(=cacao)＝古代マヤ語のKakaw(=cacao)から

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《アオイ科カカオ属カカオ加加阿Cacao tree Theobroma cacao花実写真・花実観察地図》

沖縄熱帯ドリームセンターに咲くカカオ花写真（撮影2015.1.26）

　カカオ（加加阿）の花は幹から直接花を咲かせる幹正花で、花色は白色（黄色）です。カカオの花はアオイ科特有の花で、がく片5、花弁5、雌蕊1（子房5室）です。冬に沖縄熱帯ドリームセンター御花散歩していると、カカオの幹から直接花を咲かせる幹正花が観察できました（撮影2015.1.26）。

沖縄熱帯ドリームセンターに稔るカカオの実写真（撮影2019.1.24）

　カカオ（Theobroma cacao）は花期後、15～30cm程の果実を付けます。カカオの花は幹から直接花を咲かせる幹正花なので、カカオの果実も幹から直接できます。カカオの実は受粉後6か月ほどで熟した実になります。冬に沖縄熱帯ドリームセンターを花散歩していると、様々な色と大きさのカカオの実が観察できました（撮影2019.1.24）。

《アオイ科カカオ属カカオ加加阿Cacao tree Theobroma cacao花実写真・花実観察地図》

沖縄熱帯ドリームセンターに咲くカカオの幹正花写真（撮影2019.1.24）

　カカオ（加加阿）の花は幹から直接花を咲かせる幹正花で、花色は白色（黄色）です。カカオは幹正花を幹に多数付けますが、結実するものは数百分の1と言われています。沖縄熱帯ドリームセンターで多数の幹正花と、多数の枯れた花が観察できました（撮影2019.1.24）。

　カカオ（加加阿Cacao tree Theobroma cacao他）はカカオ属の植物で、中南米で20種程が知られています。カカオ属の属名Theobroma＝from the Greek words theos(god)+broma(food)＝ギリシャ語で「神の食物」の意味です。沖縄熱帯ドリームセンターで緑色の20cm程の大きなカカオの果実が観察されました（撮影2019.1.24）。もうしばらくするとオレンジ色になります。

東京夢の島熱帯植物館に稔るオレンジ色に熟したカカオの実写真（撮影2019.7.26）

　カカオ（加加阿Theobroma cacao）の種名cacao＝from Maya words Kakaw(=cacao)＝古代マヤ語のKakaw(=cacao)から付けられています。古代マヤ文明では、カカオは神聖な食べ物とされたようです。東京夢の島熱帯植物館で、オレンジ色に熟した長さ20cm程のカカオの果実が観察できました（撮影2019.7.26）。

　中南米では古くからカカオの薬効は知られていて、疲労回復などに利用されていました。また古代マヤ文明では、カカオの種子（カカオビーンズ）は貨幣としても使われていました。冬に新宿御苑大温室を花散歩していると、熟して紫変したカカオの果実が観察できました（撮影2014.12.24）。

《アオイ科カカオ属カカオ加加阿Cacao tree Theobroma cacao花実写真・花実観察地図》

沖縄熱帯ドリームセンターに稔るカカオの実写真（撮影2019.1.24）

沖縄熱帯ドリームセンターに稔るカカオの実は大きく熟していました

東京夢の島熱帯植物館に稔る小さなカカオの実写真（撮影2019.7.26）

東京夢の島熱帯植物館に稔る小さなカカオの実は可愛らしいです

万座ビーチで頂くチョコレート菓子はカカオの種子が加工されてできています

　アオイ科カカオ属カカオ（加加阿Cacao tree Theobroma cacao他）は中南米熱帯雨林が原産の有用な植物です。カカオはチョコレートの材料や菓子、医薬品など多方面で利用されている植物です。日本でも熱帯植物園で見ることができるので、一度は観察してみたい植物です。同じアオイ科のハイビスカスと同じ部分と、異なる部分を観察してみるのもおもしろいです。このページの中で皆様が気に入ったカカオの花実写真が、一枚でもあれば幸いです。

　カカオ花実散歩楽しんでもらえたでしょうか？カカオの可愛らしい花とカカオの実は、熱帯の花散歩の楽しみです。皆様もこのページの地図を片手に、カカオ花実散歩を楽しんでください。カカオ花実散歩を楽しめば、体も心もリフレッシュできそうです。なお資料写真の背景がボケていますが、カカオの花実が主役ですのでお許し下さい。よろしかったらペチュニア花散歩も眺めていってください。