キンカン花実散歩

早春から春に色づくキンカンの実は青空に映えます・キンカンの実は春の花散歩の楽しみ

　ミカン科キンカン属キンカン（金柑Kumquat Fortunella japonica 他）は中国（日本）が原産の双子葉、常緑、小高木です。キンカンは成長すると3m程で、黄オレンジ色の食用になる美しい実を付けます。キンカンは常緑で濃い緑色の葉を付け、初夏に白色の香りの良い花を咲かせます。キンカンの花はミカン科特有の花でがく片5、花弁5、雄蕊20～25、子房5～７室です。キンカンは花期後黄（オレンジ色）の2～3cm程の実を付けます。キンカンの香りの良い花と実は四季の花散歩の楽しみです。キンカンをキンカン花実写真、キンカン花実観察地図、キンカン花実情報でお楽しみ下さい。

《ミカン科キンカン属キンカン金柑Kumquat Fortunella japonica 他の花実写真・花実観察地図》

　ミカン科キンカン属キンカン（金柑Kumquat Fortunella japonica 他）は中国（日本）が原産の双子葉、常緑、小高木です。キンカンは成長すると3m程で、黄オレンジ色の食用になる美しい実を付けます。キンカンは主に種子、挿し木で増えます。夏に横浜港の見える丘公園を花散歩していると、キンカンの白色の花が咲いていました（撮影2016.7.17）。

　キンカン（金柑Kumquat Fortunella japonica 他）は花期後黄（オレンジ色）の2～3cm程の実を付けます。キンカンの実は皮が甘く、果肉は酸味が強いものが多いです。キンカンの香りの良い花と実は四季の花散歩の楽しみです。春に横浜中華街を花散歩していると、媽祖廟にキンカンの実が稔っていました（撮影2016.4.13）。

《ミカン科キンカン属キンカン金柑Kumquat Fortunella japonica 他の花実情報》

植物名	ミカン科キンカン属キンカン　漢字　金柑　英語 Kumquat　中国語　日本金桔
学名	Fortunella japonica　Fortunella margarita　Citrus japonica　他
科名	ミカン科　Rutaceae
属名	キンカン属　Fortunella　ミカン属　Citrus
花期	初夏花　実は冬から初夏
花色	白色花　実　黄オレンジ色
原産	中国（日本）
観察地	横浜、横須賀、鎌倉、東京、長野、大阪、静岡、京都、奈良、香川、他
特徴	双子葉、常緑、小高木、種子・挿し木で増える、ミカン科、高さ約3m、葉は濃い緑色、花期（初夏）、花色（白色）、がく片5、花弁5、雌蕊20～25、子房5～7室、花期後実冬～初夏の実、
利用	庭園木、庭木、観賞、食用、菓子、薬用、生薬（金橘）
意味	キンカン＝金柑、英語＝Kumquat　中国語＝日本金桔属名Fortunella＝name after Botanist Robert Fortune＝植物学者Fortuneの名から種名japonica＝from Latin meaning from Japan ＝古代ラテン語で「日本の」意味

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《ミカン科キンカン属キンカン金柑Kumquat Fortunella japonica 他の花実写真・花実観察地図》

　キンカン（金柑Kumquat Fortunella japonica 他）は常緑で濃い緑色の葉を付け、初夏に白色の香りの良い花を咲かせます。キンカンの花はミカン科特有の花でがく片5、花弁5、雄蕊20～25、子房5～7室です。初夏が近い頃に愛媛県道後温泉を花散歩していると、キンカンの白色の香りの良い花が咲いていました（撮影2018.5.2）。

　キンカン（金柑Kumquat Fortunella japonica 他）の黄色（オレンジ色）の実は、中国では縁起物として人気があります。キンカンは春節（中国の旧正月）の飾りとして良く飾られます。春節の頃横浜中華街を花散歩していると、キンカンの実が中華料理店の入口に飾られていました（撮影2016.1.24）。

《ミカン科キンカン属キンカン金柑Kumquat Fortunella japonica 他の花実写真・花実観察地図》

　キンカン（金柑Kumquat Fortunella japonica 他）は、江戸時代にツンベルクの著書の日本植物誌（Flora Japonica）で、キンカンをミカン属のCitrus japonicaとして世界に紹介しています。その後ミカン属のキンカンはキンカン属Fortunella として分類されましたが、形態上も遺伝学上も大きな差異はないようです。年末に横浜山手イタリア山庭園近くを花散歩していると、キンカンの実が黄色く色づいていました（撮影2016.12.15）。

　キンカン（金柑Kumquat Fortunella japonica 他）は、現在キンカン属Fortunella として分類されています。キンカン属の属名Fortunella＝name after Botanist Robert Fortune＝植物学者Robert Fortuneの名から来ています。冬（早春）に横須賀市馬堀海岸を花散歩していると、キンカンの実（果実）が色付きだしていました（撮影2015.2.11）。

　キンカン（金柑Kumquat Fortunella japonica 他）の種名japonica＝from Latin meaning from Japan ＝古代ラテン語で「日本の」意味です。これは江戸時代にツンベルクの著書の日本植物誌（Flora Japonica）で、キンカンをミカン属のCitrus japonicaとして世界に紹介したのがきっかけです。現在Fortunella japonicaは、マルミキンカンとして分類されています。春に横浜港の見える丘公園を花散歩していると、昨年夏（撮影2016.7.17）に咲いていたキンカンの花が結実しオレンジ色のおいしそうな実（果実）になっていました（撮影2017.3.5）。

正月の横浜中華街に稔るキンカン花実写真（撮影2014.1.1）

　キンカン（金柑）は日本の橘（タチバナ）と同じように、特別な意味を持つ植物のように思われます。キンカンは中国の沿岸部の香港や寧波では、寺院の正月の飾りとして欠かせないもののようです。正月に横浜中華街を花散歩していると、キンカンの黄色い実が色づいていました（撮影2014.1.1）。

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中国寺院の横浜中華街関帝廟に稔るキンカンの実も綺麗です

横須賀市馬堀海岸に稔るキンカン花実写真（撮影2015.3.24）

年末の中国寺院の横浜中華街媽祖廟に稔るキンカン実も素晴らしいです

　ミカン科キンカン属キンカン（金柑Kumquat Fortunella japonica 他）は中国（日本）が原産の美味しく、美しい実を付ける植物です。キンカン（金柑）の黄橙色の美しい実は、春の街角や庭を美しく飾ります。キンカン（金柑）の実は、春の花散歩には欠かせない植物です。キンカン（金柑）と同じミカン科のタチバナと同じ部分と異なる部分を比較してみるのも良いですね。このページの中で皆様が気に入ったキンカン（金柑）の花実写真が、一枚でもあれば幸いです。

　キンカン（金柑）花実散歩を楽しんでもらえたでしょうか？キンカン（金柑）の美しく味わいある実は、春の花散歩の楽しみです。皆様もこのページの地図を片手にキンカン（金柑）花実散歩を楽しんでください。キンカン（金柑）花実散歩を楽しめば、体も心もリフレッシュできそうです。なお資料写真の背景がボケていますが、キンカン（金柑）の花実が主役ですのでお許し下さい。よろしかったらカキノキ花散歩も眺めていってください。