タチアオイ花散歩

夏空に真直ぐ天に伸びるタチアオイの花は爽やか・タチアオイの花は夏の花散歩の楽しみ

　アオイ科タチアオイ属タチアオイ（立葵Hollyhock Alcea rosea）はアジア原産の双子葉、二年生、宿根生、草本です。タチアオイの花色は赤色、紫色、薄紅色、白色、黄色他です。タチアオイの花はアオイ科特有のがく片5、副がく片あり、花弁5が基本で重弁、八重咲きのものもあります。タチアオイは薬草としても知られ、世界中で親しまれています。タチアオイをタチアオイ花写真、タチアオイ花観察地図、タチアオイ花情報でお楽しみ下さい。

《アオイ科タチアオイ属タチアオイ立葵Hollyhock Alcea rosea花写真・花観察地図》

夏の松本城堀端に咲く赤色のタチアオイの花写真（撮影2014.7.23）

　タチアオイ（Hollyhock）はアジア原産の双子葉、二年生、宿根生、草本です。タチアオイは古い時代に、中国から日本に薬草として伝来し親しまれています。タチアオイは直立した茎を伸ばし、成長すると2.5mにもなります。タチアオイは初夏から夏に垂直に延びた花茎の下から、順次に直径6～9cmの大きな花を咲かせてゆきます。初夏に松本城の堀端を花散歩していると、高さ2m程のタチアオイの垂直に伸びた花茎に赤色の大きな花が咲いていました（撮影2014.7.23）。夏の松本城堀端に咲く赤色のタチアオイの花は松本城を美しく飾ります。

港の見える丘公園に咲く黒紫色のタチアオイの花写真（撮影2016.7.17）

　タチアオイ（立葵）の葉は互生で、直径6～15cm程あります。タチアオイの花色は赤色、紫色、薄紅色、白色、黄色他です。初夏に横浜港の見える丘公園に隣接した横浜イングリッシュローズガーデンを花散歩していると、黒紫色のタチアオイの花がたくさん咲いていました（撮影2016.7.17）。横浜イングリッシュローズガーデンに咲くタチアオイの花は、豪華に見えました。

　タチアオイ（Alcea rosea）は古い時代に薬草として中国から輸入され、日本全国で夏の花として親しまれています。夏空に真直ぐ天に伸びるタチアオイの花は、気高く爽やかです。夏に白馬山麓を花散歩していると、2m以上に伸びたタチアオイが薄紅色の大きな花をたくさん付けていました（撮影2023.7.18）。タチアオイの花は、夏の花散歩の楽しみ。

夏の横浜野島公園近くの水路沿いに咲く白色のタチアオイの花写真（撮影2016.6.29）

　タチアオイ（Alcea rosea）の花色は赤色、紫色、薄紅色、白色、黄色他です。タチアオイの花はアオイ科特有のがく片5、副がく片あり、花弁5が基本で重弁、八重咲きのものもあります。初夏に横浜野島公園近くの水路沿いを花散歩していると白色のタチアオイの花が咲いていました（撮影2016.6.29）。横浜野島公園近くの水路沿いに咲く白色のタチアオイの花は、横浜に夏が来たことを告げます。

《アオイ科タチアオイ属タチアオイ立葵Hollyhock Alcea roseaの花情報》　　

花の名前	タチアオイ属タチアオイ　漢字　立葵　英語　Hollyhock　中国語　蜀葵
学名	Alcea rosea　他
科名	アオイ科
属名	タチアオイ属
花期	夏の花　初夏の花
花色	赤色花　白色花　他
原産	熱帯アジア
観察	横浜市、鎌倉市、横須賀市、東京都、長野県、静岡県、他
特徴	双子葉、二年生、草本、宿根草、アオイ科、種子、宿根・種子で増える、葉は互生葉は肉厚円卵形、花期初夏、夏、花色赤色、紫色、白色、黄色他、がく片5、花弁5 雌蕊複数と雄蕊多数は合着し、筒状、観賞用、薬草、
利用	観賞用、公園、薬草、絵画、美術、他
意味	タチアオイ＝立葵（花茎の形状から）、中国語蜀葵＝独立して茎が伸びる様子から属名Alcea＝ラテン語alkea＝英語mallow（ゼニアオイ）、種名rosea＝ばら色の意属名Alcea＝from Greek word for 'healing'＝古代ギリシャ語で「癒し、治療」の意味種名rosea＝from the Latin word, meaning rose colored＝ラテン語で「バラ色」

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《アオイ科タチアオイ属タチアオイ立葵Hollyhock Alcea rosea花写真・花観察地図》

横浜大通公園に咲く薄紅色のタチアオイの花写真（撮影2013.6.1）

　アオイ科タチアオイ属タチアオイ（立葵Hollyhock Alcea rosea）はアジア原産で、ハイビスカスの花に似た美しい花を咲かせる植物です。タチアオイは直立した茎を伸ばし、成長すると2.5mにもなります。タチアオイは直立した花茎に初夏から夏にかけて、下部から上部に順次に直径6cm～9cm程の大きな花を咲かせます。初夏に伊勢佐木長者町駅から、横浜市役所方面に花散歩していると、横浜大通公園に薄紅色のタチアオイAlcea roseaの花が咲いていました（撮影2013.6.1）。タチアオイの花は同じアオイ科のハイビスカスやフヨウ、ムクゲの花ととても良く似ています。

鎌倉駅近くに咲く赤色のタチアオイの花写真（撮影2009.5.25）

　タチアオイAlcea roseaの花色は赤色、紫色、薄紅色、白色、黄色他です。タチアオイの花はアオイ科特有のがく片5、花弁5が基本で重弁、八重咲きのものもあります。タチアオイのがく片5の更に外側を良く見ると、副がく片が見えます。タチアオイの雄蕊はフヨウの花のように、雌蕊（複数）に筒状に合着しています。初夏に鎌倉駅から寿福寺に向けて歩いていると、横須賀線の線路沿いにタチアオイの花がきれいに咲いていました（撮影2009.5.25）。タチアオイの花の雄蕊多数が、雌蕊に筒状に合着している様子がよくみえました。またタチアオイのがく片5の更に外側に、副がく片があるのが見えます。夏に咲くタチアオイの赤い花は、華やかで綺麗です。

横浜大岡川畔に咲く白色のタチアオイの花写真（撮影2022.6.09）

　タチアオイ（立葵）は草本ですが初夏から夏に直立した茎を伸ばし、成長すると2.5mにもなります。初夏に横浜大岡川畔を花散歩していると、ランドマークタワーを背景に白色のタチアオイの花が咲いていました（撮影2022.6.09）。横浜大岡川畔に咲く白色のタチアオイの花は、ランドマークタワーに負けない存在感があります。

《アオイ科タチアオイ属タチアオイ立葵Hollyhock Alcea rosea花写真・花観察地図》

東京日比谷公園に咲く白色のタチアオイの花写真（撮影2012.6.14）

　初夏に東京日比谷公園を花散歩していると、有楽門近くに白色（中心部黄色）のタチアオイの花が群生して咲いていました（撮影2012.6.14）。タチアオイは二年草（宿根草）で、条件が良いと宿根で広がり群生します。東京日比谷公園有楽門近くの白色のタチアオイの花の群生は見事です。タチアオイは、もちろん種子でも増えます。タチアオイは古い時代に中国から、薬草（蜀葵）として渡来したようです。

横浜山手岩崎ミュージアム近くに咲く紅色のタチアオイの花写真（撮影2013.6.24）

　タチアオイ（立葵）の花茎は直立して、枝分かれしません。タチアオイの花茎は成長すると、2.5mにもなります。夏空に伸びるタチアオイの花茎に咲く花は、なぜか気高く見えます。夏に横浜山手にあるブラフ99ガーデン付近を花散歩していると、岩崎ミュージアム近くに紅色のタチアオイの花が咲いていました（撮影2013.6.24）。横浜山手に咲く紅色のタチアオイの花の中心に、雄蕊多数が雌蕊に取り巻き筒状に合着している様子が良く分かります。タチアオイの雌蕊は、雄蕊多数の葯の下に隠れています。

横浜山下公園に咲く黄色八重咲きのタチアオイの花写真（撮影2013.6.29）

　タチアオイAlcea roseaの花はアオイ科特有のがく片5（副がく片あり）、花弁5が基本で重弁、八重咲きのものもあります。夏に横浜山下公園を花散歩していると、黄色八重咲きのタチアオイの花が横浜港を背景に咲いていました（撮影2013.6.29）。横浜山下公園に咲く黄色八重咲きのタチアオイの花も、豪華で見ごたえがあります。

横須賀馬堀海岸に咲くタチアオイの花写真（撮影2013.5.21）

　タチアオイ（立葵）の花色は様々ありますが、花の中心部が赤いものが多いです。タチアオイは原産がアジア南西部なので、タチアオイの媒花を行う生物（受粉を行う生物）は昆虫だけでなく、鳥類も行います。昆虫は赤色が見えにくい生物なので、タチアオイの花の中心部が赤いのは、鳥類や哺乳類向けの媒花に進化したためかもしれません。同じアオイ科のハイビスカスやフヨウ、ムクゲなども中心部が赤い物が多いです。横須賀馬堀海岸を花散歩していると、中心部が赤いタチアオイの花がたくさんの花粉を出しながら咲いていました（撮影2013.5.21）。

《アオイ科タチアオイ属タチアオイ立葵Hollyhock Alcea rosea花写真・花観察地図》

横浜港の見える丘公園に咲く白色八重咲きのタチアオイの花写真（撮影2012.7.13）

　タチアオイの花はがく片5（副がく片あり）、花弁5が基本ですが、八重咲のものも多くみられます。タチアオイの八重咲きは、多数の雄蕊が花弁状に変異してできたものと思われます。夏に横浜港の見える丘公園を花散歩していると、白色八重咲きのタチアオイの花が咲いていました（撮影2012.7.13）。横浜港の見える丘公園に咲く白色八重咲きのタチアオイの花の八重咲きの花弁も、多数ある雄蕊が花弁に変化したものと思われます。

夏に涼しげな薄紅色のタチアオイの花写真（撮影2013.6.1）

　タチアオイAlcea roseaの属名はAlcea（タチアオイ属）で、The name Alcea comes from the ancient Greek word for healing＝Alceaの名は古代ギリシャ語で、「癒し、治療」の意味です。タチアオイ属の植物は60種程が知られていますが、世界中で薬草や医薬品、治療などに使われてきました。夏に横浜大通公園を花散歩していると、薄紅色のタチアオイの花が咲いていました（撮影2013.6.1）。夏空の下で咲く薄紅色のタチアオイの花は、とても涼しげに見えます。

芝公園ローズガーデンに咲く紅色のタチアオイの花と東京タワー写真（撮影2016.6.27）

　タチアオイAlcea roseaの種名ｒosea comes from the Latin word, meaning rose colored＝種名ｒoseaは古代ラテン語から来た言葉で「バラ色」の意味です。種名ｒoseaはタチアオイのバラの花の様な美しい花色を表しています。初夏に芝公園ローズガーデンを花散歩していると、紅色のタチアオイの花が東京タワーを背景に咲いていました（撮影2016.6.27）。芝公園ローズガーデンに咲く紅色のタチアオイの花はバラの花のように美しい花です。

　京都東山にある智積院を花散歩していると、収蔵庫に障壁画松に立葵図がありました（撮影2011.11.29）。この写真は模写作品ですが、本物も見ることができました。江戸時代に描かれた立葵（タチアオイ）は、とても生き生きと見えました。

　夏に東京日比谷公園を花散歩していると、白色のタチアオイの花が夏の日差しを浴びて輝いて見えました（撮影2012.6.14）。夏の日差しの中で花茎を真直ぐ空に伸ばしながら咲くタチアオイの花は、気高く美しく見えます。皆様も夏空の下で、タチアオイ花散歩を楽しんで見てください。

《アオイ科タチアオイ属タチアオイ立葵Hollyhock Alcea rosea花写真・花観察地図》

野島公園に咲くタチアオイの花はマツ林と金沢八景の海を背景に咲きます

横須賀中央駅前に咲く黄色いタチアオイ花写真（撮影2015.6.11）

横須賀中央駅前に咲く黄色いタチアオイの花は黒川晃彦氏の彫刻作品を飾ります

横浜新港中央広場に咲く白色八重咲のタチアオイ花写真（撮影2016.6.2）

横浜海の公園に咲く赤色のタチアオイ花写真（撮影2015.5.24）

初夏の横浜海の公園に咲く赤色のタチアオイの花色も鮮やか

観音崎公園に咲く白色のタチアオイ花写真（撮影2016.5.29）

広々とした観音崎公園草地に咲く白色のタチアオイの花は初夏の陽に輝く

横浜大通公園に咲く白色のタチアオイの花写真（撮影2013.7.3）

横浜大通公園に咲く白色のタチアオイの花は清々しく涼しげ

長野県白馬ジャンプ場近くに咲く赤色のタチアオイ花写真（撮影2013.8.26）

長野県白馬ジャンプ場近くに咲く赤色のタチアオイの花は秋を感じさせる

秋の祇園白川河畔に咲く薄紅色のタチアオイの花写真（撮影2013.11.9）

秋の祇園白川河畔に咲く薄紅色のタチアオイの花は優雅で涼しげ

　アオイ科タチアオイ属タチアオイ（立葵Hollyhock Alcea rosea）はアジア原産の植物です。タチアオイの気高く華やかな花は、夏空の下で輝いて見えます。タチアオイの花は初夏から夏の比較的長い期間楽しめる花なので夏の花散歩には、欠かせない植物です。同じアオイ科のフヨウの花と同じ部分と、異なる部分を観察してみるのもおもしろいです。このページの中で皆様が気に入ったタチアオイの花写真が、一枚でもあれば幸いです。　

　タチアオイ花散歩楽しんでもらえたでしょうか？タチアオイの気高く明るい花は、夏の花散歩の楽しみです。皆様もこのページの地図を片手にタチアオイ花散歩を楽しんでください。タチアオイ花散歩を楽しめば、体も心もリフレッシュできそうです。タチアオイの花は世界中で薬草や、豪華な花として親しまれています。タチアオイの花は世界中から愛されている花のようですね。なお資料写真の背景がボケていますが、タチアオイの花が主役ですのでお許し下さい。よろしかったらバンダ蘭花散歩も眺めていってください。