モクセイ花散歩

金色に輝くモクセイ（キンモクセイ）の花と香りは秋の訪れを告げます・モクセイ花散歩は秋の楽しみ

　モクセイ（木犀Sweet osmanthus Osmanthus fragrans）はモクセイ科モクセイ属の常緑小高木、双子葉植物です。モクセイOsmanthus fragransの原産は中国（中国名桂花）で、古い時代に日本にもたらされました。モクセイは成長すると3～5mになる常緑小高木で、秋に黄色又は白色、橙色の香りの良い花を咲かせます。モクセイの変種には日本で一般的な黄色い花を咲かせるキンモクセイ、白い花を咲かせるギンモクセイなどがあります。モクセイ（キンモクセイ）をモクセイ花写真、モクセイの花散歩地図、モクセイの花情報でお楽しみ下さい。

《モクセイ属モクセイOsmanthus fragrans花写真・花観察地図》

　モクセイ（木犀）の原産は中国で、日本には古い時代にやってきた植物です。モクセイは京都や鎌倉などの、古い寺院などでよく見られます。モクセイは鑑賞、街路、公園、庭木、香水、食用、お茶、酒（桂花酒）、中医薬、他、多方面で利用されている植物です。秋に京都哲学の道を花散歩していると、モクセイの花が良い香りを放っていました（撮影2022.10.18）。

北京市頤和園文昌院博物館前に咲くモクセイの花写真（撮影2011.9.28）

　秋に北京市郊外にある世界遺産頤和園文昌院前を花散歩していると、ちょうどモクセイ（木犀）Osmanthus fragransの花がきれいに咲いていました（撮影2011.9.28）。モクセイ（木犀）はモクセイ科モクセイ属の常緑小高木、双子葉植物です。モクセイの花の色は薄い黄色の花で、花冠は合着し、4裂しています。花の香りはキンモクセイOsmanthus fragrans Lour.ver.aurantiacus Makinoより薄く、爽やかで上品な香りです。

東京銀座に咲くモクセイ（キンモクセイ）花写真（撮影2016.10.19）

　モクセイ（木犀Osmanthus fragrans）の花は枝から直接花柄を伸ばし、黄色（オレンジ色、白色、橙色）の花を咲かせます。モクセイの花はモクセイ科（オリーブ科）特有の花で、花冠は合着し先端が4裂しています。モクセイの雄蕊（黄色）は2で、雌蕊は1です。秋に東京銀座を花散歩していると、濃いオレンジ色のモクセイ（キンモクセイ）の花が咲いていました（撮影2016.10.19）。東京銀座に咲くモクセイ（キンモクセイ）の花は秋色に輝き、香りも素晴らしいです。

植物名	モクセイ属モクセイ　英名Sweet osmanthus　漢字　木犀　中国語　桂花
学名	Osmanthus fragrans　変種Osmanthus fragrans Lour.ver.aurantiacus Makino他
科名	モクセイ科（オリーブ科）　Oleaceae
属名	モクセイ属　Osmanthus
花期	秋の花
花色	黄色花　白色花　オレンジ色花　橙色花
原産	中国南部地域
観察地	北京市、京都府、神奈川県、東京都、大阪府、他
特徴	常緑小高木、双子葉植物、葉対生、、秋に花（黄色、白色、橙色）花、芳香枝から花、花冠は合着し4裂する、雄蕊2、花期後実（核果）
利用	鑑賞、街路、公園、庭木、香水、食用、お茶、酒（桂花酒）、中医薬、他
意味	モクセイ＝木犀、Sweet osmanthus＝甘い香りのモクセイ、中国語＝桂花属名Osmanthus＝from the Greek osme(odour) and anthos(flower)＝「香る花」種名fragrans＝from Latin meaning 'sweet smell'＝古代ラテン語で「甘い香り」

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《モクセイ属モクセイOsmanthus fragrans花写真・花観察地図》

羽田空港第2ターミナルに咲くモクセイ花写真（撮影2012.10.16）

　モクセイ（木犀Osmanthus fragrans）の花期は、初秋です。モクセイの花は枝から直接花柄を伸ばし、黄色（オレンジ色、白色）の花を咲かせます。モクセイの花はモクセイ科（オリーブ科）特有の花で、花冠は合着し先端が4裂しています。モクセイの雄蕊（黄色）は2で、雌蕊は1です。モクセイは冬頃に、実（核果、黒紫色）を付けます。秋に羽田空港第2ターミナル近くを花散歩していると、薄いオレンジ色のキンモクセイの花が咲いていました（撮影2012.10.16）。

頤和園文昌院博物館中庭に咲くモクセイの花写真（撮影2011.9.28）

　頤和園文昌院博物館には、貴重な文化財が展示されています。頤和園文昌院博物館の見学に疲れて、中庭に出ると白色に近いモクセイの花が咲いていました（撮影2011.9.28）。モクセイOsmanthus fragransの葉を良く見ると、細かな鋸歯があります。日本ではギンモクセイ、ウスギモクセイなど様々な変種名で呼ぶようですが、区別が難しくてわかりません。モクセイの原産地中国ではモクセイOsmanthus fragrans1種（桂花）としているようです。モクセイの色の違いは、品種として区別しているようです。

　モクセイ（Sweet osmanthus）は中国原産の植物で、古い時代に日本にやってきた植物です。モクセイは鑑賞、街路、公園、庭木、香水、食用、お茶、酒（桂花酒）、中医薬、他様々な用途で利用されています。日本では秋を告げる花として人気が高いです。初秋に横浜富岡公園を花散歩していると、早くも黄金色のモクセイ（キンモクセイ）の花が咲き始めていました。こんなに早くモクセイの花が開花する年は初めてです。

《モクセイ属モクセイOsmanthus fragrans花写真・花観察地図》

横浜公園に咲くモクセイ（キンモクセイ）の花写真（撮影2008.10.7）

　秋の横浜散歩は快適です。秋に横浜公園を花散歩していると、良い香りがします。近くの木を見ると橙色のモクセイ（キンモクセイOsmanthus fragrans Lour.ver.aurantiacus Makino）の花が咲いていました（撮影2008.10.7）。北京市頤和園文昌院博物館のモクセイと比べると、色も香りもずっと濃いです。

港の見える丘公園に咲くモクセイ（キンモクセイ）花写真（撮影2012.10.16）

　モクセイ（木犀Osmanthus fragrans）の種名fragrans＝from Latin meaning 'sweet smell'＝古代ラテン語で「甘い香り」の意味です。モクセイ（キンモクセイ）の花は香りの良いモクセイ属の中でも、特に香りの良い種です。秋に横浜港の見える丘公園を花散歩していると、「甘い香り」のキンモクセイの花が咲いていました（撮影2012.10.16）。

京都市美術館前琵琶湖疏水沿いに咲くモクセイ（キンモクセイ）の花写真（撮影2009.10.22）

　秋の時代祭の日に京都市美術館前琵琶湖疏水沿いを花散歩していると、ちょうど見ごろのモクセイ（キンモクセイ）の花が咲いていました（撮影2009.10.22）。小さなハチもモクセイ（キンモクセイ）の、花の香りと蜜に集まっています。モクセイ（キンモクセイ）の花を良く見ると、枝から直接4に裂した花弁を咲かせています。中国ではモクセイ（キンモクセイ）の花を桂花と呼び、花を料理やお茶、お酒、中医薬などに使います。

フランス山公園に咲くモクセイ（キンモクセイ）の花写真（撮影2014.10.12）

　モクセイ（木犀Osmanthus fragrans）の属名Osmanthus＝from the Greek osme(odour) and anthos(flower)＝古代ギリシャ語で「香る花」の意味です。モクセイ属の植物は世界中で30種程が知られていますが、香りが良いのが特徴です。秋に横浜フランス山公園を花散歩していると、キンモクセイの花蕾が観察できました（撮影2014.10.12）。

《モクセイ属モクセイOsmanthus fragrans花写真・花観察地図》

京都二条城に咲くモクセイ（キンモクセイ）の花写真（撮影2009.10.22）

　秋に京都二条城を花散歩していると、二条城城内にモクセイ（キンモクセイ）の花が咲いていました（撮影2009.10.22）。二条城の白く輝く漆喰の城壁に黄金色に輝くモクセイ（キンモクセイ）の花が映えます。

京都市等持院前に咲くモクセイ（キンモクセイ）の花写真（撮影2004.10.11）

　秋に京都市等持院を花散歩しているとモクセイ（キンモクセイ）の花が見ごろでした。京都のお寺を秋に花散歩すると良くモクセイ（キンモクセイ）の花を見かけます。古い時代に中国からもたらされたからでしょうか？

　秋風が吹き出した頃、北鎌倉にある東慶寺を花散歩しているとモクセイの花が咲いていました（撮影2009.9.21）。モクセイの花の色は薄く白色に近いですが、葉に鋸歯はありません。花の香りは中国のモクセイの花のように爽やかです。ギンモクセイでしょうか？

京都平安神宮近くに咲くモクセイ（キンモクセイ）の花（撮影撮影2009.10.22）

　京都時代祭の行列を平安神宮近くで見学していると、たくさんの花をつけたモクセイ（キンモクセイ）がありました。これだけたくさんモクセイ（キンモクセイ）の花をつけた木は珍しいです。背景の平安神宮の鳥居も秋の夕日に輝いて見えます。夕日に輝く、モクセイ（キンモクセイ）の花も素晴らしいですね。

《モクセイ属モクセイOsmanthus fragrans花写真アルバム・花観察地図》

京都曼殊院近くに咲くモクセイ（キンモクセイ）花写真（撮影2009.9.28）

京都曼殊院近くに咲くモクセイ（キンモクセイ）の花色は黄金色です

北京市頤和園文昌院博物館前に咲くモクセイの花写真（撮影2011.9.28）

北京市頤和園昆明湖畔にある文昌院博物館前に咲くモクセイの花は清々しい

　モクセイ（キンモクセイ）の花は香りが良く、秋の花散歩に最適です。モクセイの花は同じモクセイ科のライラックの花と同じ花構造です。モクセイ科の他の花と同じ部分と異なる部分を、比較してみるのも面白いです。皆様もモクセイ（キンモクセイ）の花色と香りを楽しみながらモクセイ花散歩をしてみてください。

　モクセイ（キンモクセイ）の花、モクセイ（キンモクセイ）花散歩を、楽しんでもらえたでしょうか？秋の日を浴びて輝くモクセイ（キンモクセイ）の薫り高く美しい花は秋の花散歩の楽しみです。モクセイ（キンモクセイ）の花は様々な色と香りがあり、料理（桂花鴨）やお茶（桂花茶）、お酒（桂花陳酒）などでも楽しむことができます。皆様もこのページの地図を頼りに、モクセイ（キンモクセイ）花散歩を楽しんでください。爽やかな秋空を見ながらモクセイ（キンモクセイ）花散歩を楽しめば、体も心もリフレッシュできそうです。なお資料写真の背景がボケていますが、シュウメイギクの花が主役ですのでお許し下さい。よろしかったらシュウメイギク花散歩も眺めていってください。