天龍寺交通アクセス地図

嵯峨嵐山にある天龍寺は世界遺産のお寺・天龍寺の美しい庭園や周辺の山川は四季の花散歩の楽しみ

　京都嵯峨嵐山にある天龍寺は世界遺産に登録された名刹です。天龍寺の開山は名僧夢想礎石で、京都五山の一位にも挙げられています。天龍寺を花散歩すると、嵯峨嵐山の自然を借景とした夢想礎石作庭の方丈裏庭園（曹源庭園）をはじめ素晴らしい文化財を満喫できます。京都天龍寺を地図、交通アクセス、天龍寺拝観情報でご案内いたします。

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　天龍寺の創建は1345年ですが、度重なる戦火と火災でほとんどの建築物は失われています。夢想礎石作庭の方丈裏庭園（曹源庭園）以外は、ほとんどが近年に再建されたものです。秋に天龍寺を訪問すると、庫裏の前の紅葉が色づき始めていました。

　嵐電嵐山駅から天龍寺へは徒歩約6分（勅使門まで1分）です。嵐電は四条大宮、北野白梅町、広隆寺方面からのアクセスに便利です。

　JR嵯峨嵐山駅から天龍寺へは徒歩約12分（勅使門まで8分）です。JR嵯峨線は京都駅、花園、二条方面からのアクセスに便利です。

　阪急嵐山駅から天龍寺へは徒歩約16分（勅使門まで12分）です。阪急嵐山線は大阪梅田、四条、四条河原町方面からのアクセスに便利です。

阪急嵐山駅から天龍寺への交通アクセス地図は下です（地図は移動、拡大、縮小、航空写真表示等操作できます）

　阪急嵐山駅から天龍寺まで1.3km徒歩約16分です。嵐山の名所、渡月橋を渡り嵐山周辺のみやげ店を見ながらの道です。1.3kmありますが、嵐山渡月橋を見ながらの快適な散歩道なのでお勧めのコースです。

施設名	霊亀山　天龍寺　（れいぎざん　てんりゅうじ）　Tenryu-ji Temple Kyoto
住所	〒616-8385 京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町68 TEL075-881-1235（8:30～17:30）
最寄駅	・嵐電嵐山駅から徒歩約6分（山門まで1分）・JR嵯峨嵐山駅から徒歩約12分（山門まで8分）・阪急嵐山駅から徒歩約16分（山門まで12分）
閉門日	無し、（工事のため大方丈、書院、多宝堂は2014.3.31まで拝観できません）
開門時間	8:30～17:00
拝観料	庭園（大人500円、小中生300円）、雲龍図（一人500円）
見所	曹源池、方丈裏庭園、方丈、法堂、雲龍図、天龍寺の四季、百花苑、四季の花、塔頭、
交通アクセス	・京都市バス嵐山天龍寺前下車（京都市バス四条大宮11、京都駅28、花園駅93）徒歩約4分・京都バス京福嵐山駅前下車（京都バス61、72、83）徒歩約4分・京都駅から電車徒歩約24分・梅田駅から電車徒歩約63分
咲く花	フヨウ、ムクゲ、サルスベリ、ハス、スイレン、アジサイ、ガクアジサイ、ハギ、ススキ、キキョウフジバカマ、ムラサキシキブ、オミナエシ、ヒガンバナ、シュウメイギク、モクセイ、ツワブキ、チャノキ、ホトトギス、サザンカ、ナンテン、ヤブツバキ、ウメ、ニホンズイセン、シャガ、他
周辺見所	嵯峨野、大覚寺、亀山公園、野宮神社、嵯峨嵐山、嵐山紅葉、二尊院、鳥居本、大沢池

　京都駅から天龍寺への最も早いアクセスはJR嵯峨野線で17分ほど乗車し、嵯峨嵐山駅下車で徒歩7分ほどで着きます（計24分）。バスは歩かずに便利ですが、渋滞もあり約50分かかります。

梅田駅から電車徒歩約63分で着きます。大阪の中心部から約1時間で着けるのはうれしいです。休日のぶらりと気軽に訪問できる場所です。

　天龍寺方丈裏庭園（曹源庭園）は夢想礎石作庭の名園で、特別名勝に指定されています。特別名勝方丈裏庭園は、嵯峨野亀山を借景にした見事な庭園です。秋に特別名勝方丈裏庭園を散策すると、見事な紅葉と大らかな庭園に目を見張ります。

　世界遺産に登録された天龍寺は嵯峨嵐山、小倉山（亀山）の山麓にある臨済宗の寺です。天龍寺の開山は夢想礎石で、名庭天龍寺曹源池方丈裏庭園に開山当時の姿をとどめています。天龍寺曹源池方丈裏庭園を花散歩すると、小倉山（亀山）を借景にした、素晴らしい庭園を堪能できます。

　天龍寺は嵐電嵐山駅前にあります。天龍寺の勅使門は嵐山駅前通にそびえています。この勅使門は天龍寺に現存する建築物では最も古いものです。天龍寺勅使門は嵐電嵐山駅より徒歩約1分です。

　天龍寺勅使門横の山門から天龍寺境内に入ります。勅使門の奥には放生池があります。放生池はハスの名所で、夏には紅白のハスの花を楽しむことができます。秋の枯れたハスの葉と紅葉も見事です。天龍寺前庭や塔頭の多くは拝観料を必要としないので、四季の花散歩には最適です。

　天龍寺前庭を花散歩していると、中国風の山門の塔頭がありました。山門には来福門と書かれています。来福門の横にナンテンの赤い実が実っていました。ナンテンの赤い実は漆喰の白壁に映えます。

　天龍寺前庭を花散歩していると、塔頭の並びに八旗社がありました。天龍寺八旗社の紅葉がとても綺麗でした。明治時代に神仏分離令が出される前は、多くの寺の境内に神社が共存していたそうです。

　天龍寺方丈前を花散歩していると、赤いフヨウの花が咲いていました。赤いフヨウの花は天龍寺方丈の建築物を背景に凛として見えました。フヨウは中国南部原産の植物です。日宗貿易で天龍寺船の活躍した頃、フヨウ（芙蓉）は中国から伝わってきたのかもしれませんね。

　天龍寺は禅宗の一宗派、臨済宗のお寺です。天龍寺は禅宗のお寺らしく、庫裏の入口に達磨図が置かれていました。達磨図は天龍寺の前管長である、平田精耕老師の筆によるみごとなものです。

　天龍寺の方丈裏手には、方丈裏庭園と呼ばれる素晴らしい庭園が広がります。夢想礎石作庭の曹源池の前でたたずむと、700年前の鎌倉時代に戻ったような錯覚を覚えます。建仁寺で修行した、夢想礎石は鎌倉五山4位の浄智寺で悟りを開き（印可を受ける）、この天龍寺を開山しています。天龍寺方丈裏庭園は回遊式庭園で、一巡りすると曹源池や百花苑を満喫できます。

　秋に天龍寺方丈裏庭園から百花苑付近を花散歩していると、ツルリンドウの花が咲いていました。秋雨に濡れたツルリンドウの花は、とても清々しく見えました。天龍寺百花苑付近では、四季の花を楽しむことができます。

　秋に天龍寺方丈裏庭園を花散歩していると、竹林脇のモミジの葉が赤く色づき始めていました。天龍寺竹林の真直ぐな青竹を背景に色づくモミジの葉も爽やかに見えます。天龍寺のある嵯峨野付近では、美しい竹林と紅葉を楽しむことができます。

　初夏に天龍寺境内を花散歩していると、青いアジサイの花が咲いていました。天龍寺境内に咲く初夏のアジサイの花はまだ瑞々しく、爽やかに見えます。

　晩秋に天龍寺方丈裏庭園を花散歩していると、ツワブキの花が咲いていました。ツワブキは日本の沿岸部や渓流沿いに自生する植物ですが、ツワブキの明るい花は晩秋から冬の花散歩の楽しみです。　

　天龍寺花散歩楽しんでもらえたでしょうか？京都嵯峨嵐山にある天龍寺は世界遺産に登録された名刹です。嵯峨嵐山の自然に溶け込んだ天龍寺の境内や天龍寺方丈裏庭園を花散歩すると、700年前の鎌倉時代の夢想礎石作庭の風景が蘇ります。皆様も天龍寺をゆっくり花散歩してみてください。きっと何かを発見できると思います。なお写真の背景がボケていますが、天龍寺に咲く花々や風景が主役ですのでお許し下さい。よろしかったら嵯峨野大覚寺花散歩、京都の色図鑑も眺めていってください。